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J-GLOBAL ID：201802280328769427   整理番号：18A0656386

救急車プローブデータを活用した到達圏域の把握と道路改善箇所の検討

A STUDY ON DEVELOPMENT OF THE REACHABLE AREA AND UNDERSTANDING OF ROAD MAINTENANCE PLACE USING PROBE DATA OF AMBULANCE

著者 (4件)： 薄井智貴 (名古屋大学 大学院 経済学研究科) ,  長野佑哉 (名古屋大学 大学院 工学研究科 社会基盤工学専攻) ,  山本俊行 (名古屋大学 未来材料・システム研究所) ,  森川高行 (名古屋大学 未来社会創造機構)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 73  号： 5  ページ： I_673-I_682(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高齢化とともに救急車の出動件数は増加しており,現場到着までの所要時間,医療機関等への収容時間も増加傾向にある.安心して過ごせる街づくりのためには,救急医療の迅速な対応が必要不可欠であり,そのための道路網の整備や救急施設の効率化などが急務となっている.本研究では,岐阜県東濃地方において,救急車の走行履歴データ(プローブデータ)を収集し分析することで,救命率向上に向けた救急搬送のための道路整備計画の提案手法を検討する.具体的には,救急車の緊急走行時のリンク旅行時間データベースを構築し,現場までの到着時間を把握するとともに,ダイクストラ法を用いた救急車到達圏域マップを作成した.作成したマップより,救急車の速度低下箇所や到達遅れ地域を把握し,道路改善必要箇所とその改善効果について検討を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： *救急車 ,  データ ,  *道路整備 ,  岐阜県 ,  *可到達性 ,  輸送 ,  生存率 ,  旅行時間 ,  走行速度
準シソーラス用語： プローブデータ ,  救急搬送 ,  救命率

著者キーワード (4件)： ambulance ,  probe data ,  reachable area ,  road maintenance

分類 (1件)： 道路工学一般  (RC08010M)

引用文献 (16件)：

• 1) カーラーの救命曲線,http://imnstir.blogspot.jp/2011/06/golden-hour-pcinciple.html
• 2) 財団法人 日本デジタル道路地図協会,http://www.drm.jp/
• 3) 総務省消防庁:平成27年版 救急救助の現況,I 救急編,pp. 14-48, 2015.
• 4) 二神透,河口尚紀,門脇玄治,前川聡一,渡部正康:GPS・動画像データを用いた救急車両の走行動態分析,土木学会論文集D3, Vol. 67, No. 5, pp. 521-529, 2011.
• 5) 藤本昭,並河良治:道路整備による救急医療改善効果の推計,土木技術資料,Vol. 53, No. 11, 2011.

タイトルに関連する用語 (5件)： プローブ ,  活用 ,  把握 ,  道路 ,  箇所