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J-GLOBAL ID:201802280944005522   整理番号:18A0568882

Candida intermedia 4-6-4T2株によるセルロース系バイオマス糖化液からのエタノール生産

Ethanol Production from Sugars in Hydrolysates of Cellulosic Biomass Resources with Xylose-fermenting Yeast Candida intermedia 4-6-4T2
著者 (4件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 127-136(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U1441A  ISSN: 1349-273X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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地球温暖化の防止,食料との競合を回避するために,第2世代のバイオマス(セルロース系バイオマス)から燃料基材であるエタノールを製造することは重要である。エタノール発酵で利用されている酵母(Saccharomyces cerevisiae)はセルロース中のC6糖(グルコース)からエタノールを生産することは可能であるが,ヘミセルロース中のC5糖(キシロース)からエタノールを生産することができない。本研究では,酢酸を阻害物質として添加し,Candida intermedia(NBRC 10601)の馴養および選抜を繰り返し,C. intermedia 4-6-4T2株を単離した。C. intermedia 4-6-4T2はC5(キシロース)およびC6(グルコース)を同時に消費し,エタノールへ変換することが可能である。キシロースからエタノール生産可能な酵母(C. intermedia 10601 (親株),C. intermedia 4-6-4T2 (馴養変異株),Pichia stipitis,Candida shehataeおよびPachysolen tannophilus)を糖組成および濃度を変化させた液体培地でそれぞれ前培養後,酢酸を添加した糖液で発酵試験を実施した。P. tannophilusを除き,キシロースおよびグルコースを添加した前培養後の酵母では,グルコースまたはキシロースのみ添加した場合よりも糖液からのエタノール生産性は増加した。今回試験をした酵母株の中で,C. intermedia 4-6-4T2はキシロース(44 g/L)およびグルコース(88 g/L),発酵阻害物質として酢酸(3 g/L)を含む糖液(pH 5.5)から最も高濃度のエタノール(54 g/L)を生産した。さらに,C. intermedia 4-6-4T2はセルロース系バイオマス由来の糖化液(サトウキビバガスまたはコーンストーバー)からキシロースおよびグルコースを同時に消費し,約50 g/Lのエタノールを生産した。また,その時のエタノール生産性は1.0 g/L/hを示した。(著者抄録)
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