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J-GLOBAL ID:201802281021968327   整理番号:18A1339479

高濃度濁水が扇状地の水田浸透量・河川伏流量に及ぼす影響 -手取川流域の大規模土砂崩壊を事例として-

Influence of High-turbidity Water on Paddy Percolation and Riverbed Seepage in an Alluvial Fan - A case study of the effects of landslides in the Tedori River basin -
著者 (6件):
資料名:
巻: 86  号:ページ: I_47-I_54(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: S0345A  ISSN: 1882-2789  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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石川県手取川上流において発生した大規模な土砂崩壊により,手取川では2015年から高濃度濁水が長期間にわたって発生し,下流扇状地の地下水水循環に影響が及ぶことが懸念されている.本研究では,濁水発生前後で水田減水深調査および河川流量観測を実施し,高濃度濁水が地下水涵養機能に及ぼす影響を調べた.その結果,濁水発生前後で水田からの浸透量は有意に減少し,河川からの伏流量は減少して伏流区間が狭まっており,水田土壌と河床に土砂が堆積して目詰まりを起こしていると考えられた.観測結果に基づいて地下水涵養量を概算すると,濁水発生前より水田からの涵養量は270 mm/year(36%)減少し,河川からの涵養量は591 mm/year(61%)減少した.さらに,扇状地全体の地下水涵養量は濁水発生前より861 mm/year(36%)減少し,この減少量は実際の地下水位低下量とおおよそ整合していた.(著者抄録)
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分類 (1件):
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地下水学 
引用文献 (26件):
  • 足立一日出(1988):代かきによる浸透抑制効果の実験的考察,農土論集,135,1-8.
  • 青山咸康(2012):金沢平野の地下水汲水と地盤沈下,“丸山利輔,早瀬吉雄,瀧本裕士,能登史和,吉田 匡編,農業用水を核とした健全な水循環-地球温暖化を前提とした手取川流域の事例-”,石川県立大学出版会,181-190.
  • 藤原公一(1997):濁水が琵琶湖やその周辺河川に生息する魚類へおよぼす影響,滋賀県水産試験場研究報告,46,9-37.
  • 二俣 秀,高橋 至,井上美嶺(2005):手取川扇状地における地下水・伏流水に与える河道の影響について,北陸地方整備局管内技術研究会論文集,2005年度,209-212.
  • Google(2017)(参照2017.8.1):Google Earth,(オンライン),入手先
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