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J-GLOBAL ID：201802281762410866   整理番号：18A1790047

地山改良型ロックボルト工法の開発

著者 (3件)： 嶋本敬介 (鉄道総合技術研) ,  中根利貴 (鉄道総合技術研) ,  岡部正 (ケー・エフ・シー)
資料名： 日本鉄道施設協会誌  (Journal of Japan Railway Civil Engineering Association)
巻： 56  号： 10  ページ： 665-668  発行年： 2018年10月01日 
JST資料番号： G0049B  ISSN： 0913-2643  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・地圧を受ける山岳トンネルの補強工法として新たなロックボルト工法である「地山改良型ロックボルト工法」を開発し,その試験施工結果や,数値解析による評価結果を紹介。
・従来のロックボルトは先端で充填不足になりやすく,また緩んだ地山では地山の劣化により定着不良を発生。
・今回開発した地山改良型ロックボルトは,中空のロックボルトとパッカーと2種類の定着材(膨張モルタル・恒久注入材)を用いて定着効果を発揮。
・恒久注入材は,実績が多くコンパクトな注入材としてウレタンを選定。
・注入終了後に,プレストレス導入も可能。
・試験施工は,在来線単線トンネル(廃線)で実施し,プレストレス導入の結果,半年後も軸力低下率が大幅に減少。
・数値解析の結果,本工法は従来型に比べて2.6倍の変形抑制効果を発揮し,従来型ロックボルトの本数3倍の場合と同程度の変形抑制効果を発揮。

シソーラス用語： 鉄道トンネル ,  *山岳トンネル ,  *地山 ,  *改良 ,  *ロックボルト ,  建設工法 ,  定着 ,  モルタル ,  ポリウレタン ,  *プレストレス ,  数値解析
準シソーラス用語： *地圧 ,  *補強工法 ,  押出性地山 ,  工法 ,  *膨張モルタル ,  *ウレタン樹脂 ,  *試験施工

分類 (3件)： 鉄道施設・建設一般  (RC07010F) ,  トンネル工事  (RC05031E) ,  ずり処理,支保工,覆工  (RC05040Y)

引用文献 (2件)：

• 鉄道総合技術研究所: 変状トンネル対策工設計マニュアル、 pp.89-96、 1998.
• 嶋本敬介、中根利貴、森瀬喬士、中村裕哉、岡部正: 地山改良型ロックボルトの軸力分布とトンネル変形の抑制効果、 第45回岩盤力学に関するシンポジウム講演集、 pp.173-178、 2018.

タイトルに関連する用語 (4件)： 地山 ,  ロックボルト ,  工法 ,  開発