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J-GLOBAL ID:201802281827106769   整理番号:18A0639036

川崎市における家庭系ごみの発生抑制が窒素フットプリントに及ぼす効果

Effects of Household Waste Reduction on the Nitrogen Footprint in Kawasaki, Japan
著者 (1件):
資料名:
巻: 31  号:ページ: 28-33(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: U1273A  ISSN: 1884-5029  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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人類は,食料,エネルギー,繊維その他の非食料品の消費を通じて地球の窒素循環を大きく改変してきた。この改変により,人間と生態系の健康に悪影響が及んでいる。窒素フットプリントは,資源消費によって引き起こされる環境への直接的および間接的な窒素負荷を定量化する指標である。特に都市部において,人為的な窒素負荷としての非食料品の影響は重要であるが,消費者が窒素負荷を下げる判断を容易にするための既存ツールである窒素フットプリントモデル(N-Calculator)による算定では食品とエネルギーのみが考慮され,非食料品は考慮されていない。川崎市においては,埋め立て処分場の不足に対処するために,1990年から家庭系ごみの発生抑制をしてきた。そこで,家庭系ごみの発生抑制が窒素負荷量に及ぼす効果を明らかにすることを目的に,廃棄物の種類ごとの窒素含有量データを用いて,1985~2014年の川崎市の家庭系ごみについて調査を行った。一人あたりの家庭系ごみの直接窒素負荷量は,1990年の1.28 kg N, 2003年の1.27 kg Nから,2014年には0.70 kg Nまで減少していた。この減少は,主に行政の指導とそれに協力した住民の行動を通じた,ちゅうかい類(食品系生ごみ)と紙類の減少によるものであった。その結果として繊維類の割合が高くなったことを考慮すると,衣料・服飾品ごみの減量に重点を置くことで,更なる窒素負荷削減につながることが示唆された。これらの知見は,N-Calculatorを用いた窒素フットプリント算定において非食料品を考慮するための初めの一歩である。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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環境問題  ,  ごみ処理 
引用文献 (18件):
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