文献

J-GLOBAL ID：201802281862356521   整理番号：18A1724108

α-R_2S_3(R=Tb,Dy)単結晶の磁場と磁気熱量効果における比熱【JST・京大機械翻訳】

Specific heat in magnetic field and magnetocaloric effects of α-R ₂S₃ (R = Tb, Dy) single crystals

著者 (3件)： Guo Q. (Division of Applied Sciences, Muroran Institute of Technology, 27-1, Mizumoto-cho, Muroran, Hokkaido 050-8585, Japan) ,  Tegus O. (Inner Mongolia Key Laboratory for Physics and Chemistry of Functional Materials, Inner Mongolia Normal University, Hohhot 010022, China) ,  Ebisu S. (Division of Applied Sciences, Muroran Institute of Technology, 27-1, Mizumoto-cho, Muroran, Hokkaido 050-8585, Japan)
資料名： Journal of Magnetism and Magnetic Materials  (Journal of Magnetism and Magnetic Materials)
巻： 465  ページ： 260-269  発行年： 2018年 
JST資料番号： H0644A  ISSN： 0304-8853  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 連続反強磁性(AFM)転移を示すα-Tb_2S_3およびα-Dy_2S_3単結晶の磁気熱量効果(MCE)を,磁場中で測定した比熱を解析することによって研究した。連続遷移の近傍における比熱の温度依存性は,斜方晶結晶構造をもつα-Tb_2S_3およびα-Dy_2S_3の両方に対して,印加磁場の配向に依存して明らかな区別を示した。磁場が増加すると比熱は以下のようになる。H//bにおけるα-Tb_2S_3に関して,T_N2のまわりのピークは,より低い温度にシフトしたが,しかし,T_N1のまわりの他の1つのピークは,ほとんど移動しなかった。H⊥bにおいて,T_N2の周りのピークは3T以内でほとんどシフトしないが,4Tにおいて突然移動し,T_N1周辺の他のピークは比熱対温度においてより低い温度にシフトする。α-Dy_2S_3の場合,T_N2とT_N1の周りの2つのピークはH//bでより低い温度にシフトするが,磁場が反強磁性転移にもかかわらずH⊥bにより5Tまで増加するとより高い温度に移動する。したがって,磁場H⊥bにおける等温磁気エントロピー変化(ΔS_m)と断熱温度変化(ΔT_ad)の両方の最大値と対応温度は,H//bの場におけるそれからの低温範囲において非常に異なっている。結果は,α-Tb_2S_3とα-Dy_2S_3のMCEが磁場の大きさと配向によって低温で制御できることを示した。また,α-Tb_2S_3およびα-Dy_2S_3単結晶上の磁場の大きさおよび配向を変化させることによって,冷凍能力および熱吸収能力を制御することを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 斜方晶系 ,  *磁気熱量効果 ,  磁気転移 ,  低温 ,  反強磁性 ,  *比熱 ,  *磁場 ,  結晶構造 ,  冷凍能力 ,  温度依存性 ,  *単結晶 ,  温度変動 ,  反強磁性転移 ,  印加磁場
準シソーラス用語： 磁気エントロピー変化 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 希土類硫化物 ,  比熱 ,  磁気熱量効果 ,  連続磁気相転移

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

タイトルに関連する用語 (5件)： Dy ,  単結晶 ,  磁場 ,  磁気熱量効果 ,  比熱