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J-GLOBAL ID：201802282147096343   整理番号：18A0950687

温暖化で変わりゆく農業 第1回 気候変動により顕在化してきた作物栽培問題

著者 (1件)： 杉浦俊彦 (農業・食品産業技術総合研究機構)
資料名： 隔月刊地球温暖化  (Prevention of Global Warming)
号： 55  ページ： 54-55  発行年： 2018年05月15日 
JST資料番号： L7657A  ISSN： 1884-071X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2005年に筆者等が,2007年からは農水省で実施された都道府県への農業への温暖化の影響のアンケート調査の10年間の結果を報告。
・2005年の調査の回答のすべてで影響を指摘された果樹では,最も大きな影響が果実の着色不良で,ウンシュウミカンの浮皮や多くの樹種での日焼けや食味の変化が発生。
・70%で顕在化を指摘された水稲への影響は,品質問題の白未熟粒の多発で,一等米の比率が低下すると共に,胴割れ米や斑点米等が発生。
・90%で顕在化した野菜・花きは,露地野菜の収穫期が早くなり,レタス・ハクサイの高温による収穫遅延,トマトやイチゴでの着果不良等の障害が発生し,花きでは生育期間の長さの変化による出荷期のずれで,需要期が明確なカーネーションやキクで深刻な問題。

シソーラス用語： *地球温暖化 ,  農業 ,  *栽培 ,  アンケート ,  実態調査 ,  温州ミカン ,  果樹 ,  植物被害 ,  植物色素 ,  植物生理病 ,  日焼け ,  味 ,  水稲 ,  被害粒 ,  米 ,  野菜 ,  レタス ,  ハクサイ ,  トマト ,  イチゴ ,  カーネーション ,  キク
準シソーラス用語： *作物栽培 ,  全国実態調査 ,  着色不良 ,  浮皮 ,  食味品質 ,  白未熟粒 ,  斑点米 ,  露地野菜

分類 (2件)： 作物栽培一般  (FC03010R) ,  環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (4件)： 温暖化 ,  農業 ,  気候変動 ,  作物栽培