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J-GLOBAL ID:201802284225274303   整理番号:18A0229421

晴天弱風の夜間における東京都心の温位鉛直分布-東京タワーの気温観測値を用いた統計的解析-

Vertical Structures of Nocturnal Potential Temperature under Clear and Weak Wind Conditions in the Central Urban Area of Tokyo, Japan: Statistical Analysis Using Observation Data at Tokyo Tower
著者 (5件):
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巻: 91  号:ページ: 24-42  発行年: 2018年01月01日 
JST資料番号: L0477B  ISSN: 1883-4388  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は,東京タワーの5高度(4,64,169,205,250m)における気温観測値(2001~2010年度)を用いて,晴天弱風夜間の東京都心における温位鉛直分布の特徴を明らかにした。解析に先立ち,強風時には鉛直方向に温位が一様となることを仮定して,観測値を補正した。通年の晴天弱風夜間を対象に,毎時の温位傾度鉛直分布にクラスター分析を施し,温位の鉛直分布を類型化した。このうち,下層から上層まで安定な場合や上層が強安定で下層が弱安定な場合は,冬季(11~2月)にはその頻度が夜半前から増加し日の出頃に極大となるが,夏季(5~8月)には全く現れない。上層の強安定層は都市上空の安定層の底面とみなされ,冬季夜間の混合層高度は約200mまたはそれ以上と考えられた。この高度は1960年代の観測結果よりも高く,都市化の影響が示唆された。また,温位鉛直分布の時間変化には,鉛直混合の促進・抑制とともに上空安定層底面の上昇・低下の関与が考えられた。(著者抄録)
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局地循環,気流 
引用文献 (34件):
  • 大澤昭彦 2008. 建物高さの歴史的変遷(その1)-日本における建物の高さと高層化について. 土地総合研究 16: 15-28.
  • 太田芳夫 1966. 大気汚染に関する気象学的解析の研究. 研究時報 17: 661-726.
  • 河村 武 1977. 都市気候の分布の実態. 気象研究ノート 133: 26-47.
  • 菊地 立 1993. 千葉県のサブ・アーバン地域における気温接地逆転層の突然変形. 季刊地理学 45: 1-12.
  • 気象庁 2013. ヒートアイランド監視報告(平成24年).
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