抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モバイル空間統計の特徴は,人の時空間分布をそれなりの解像度で把握できることに加えて,都道府県レベルから大字レベルまでの3段階の空間解像度のレベルで,住所などの個人情報の集計値も取得できることである。このため,帰宅困難者など従来は詳細に推定することが難しかった問題に対して,より詳細な空間解像度で人口を推定できる可能性を有している。しかしモバイル空間統計は,秘匿処理により条件を付与したレコードの人口数が9人以下のレコードを削除してデータが提供されている。したがって,空間解像度が高くなるほど欠損数が多くなり,本来このデータが持つポテンシャルを十分活用できていない。そこで本研究では,他の荒い解像度のデータと国勢調査の小地域統計のデータを組み合わせ,大字レベル居住地を推定する手法を提案する。(著者抄録)