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J-GLOBAL ID：201802284759215241   整理番号：18A0704315

他者観察下における変化検出課題成績と不安尺度得点との関係

著者 (2件)： 金谷英俊 (愛知淑徳大 人間情報) ,  永井聖剛 (立命館大 総合心理)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 470(HIP2017 93-113)  ページ： 29-30  発行年： 2018年02月24日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 他者による観察状況下において,視覚認知課題成績と不安尺度得点との関係について検討した。交互に呈示される画像中の変化部分を検出する変化検出課題を実験参加者に課し,実験者がビデオカメラを通して課題遂行の様子を観察するカメラ観察あり条件と,参加者のみで課題を遂行させるカメラ観察なし条件を設定した。その結果,カメラ観察あり条件ではカメラ観察なし条件よりも,変化検出にかかる時間が長くなり,課題遂行直後に実施したSTAIの状態不安尺度の得点が高くなった。この結果は,他者による課題遂行の観察によって参加者の不安が増大することにより,課題遂行に用いられる視覚的注意の移動など認知情報処理がうまく機能しなくなる可能性を示唆するものである。(著者抄録)

シソーラス用語： *検出 ,  *人格検査 ,  視認 ,  画像 ,  生体刺激 ,  ビデオカメラ ,  *人間情報処理系 ,  情報処理
準シソーラス用語： 視覚刺激 ,  視覚認知 ,  認知情報処理 ,  *不安尺度 ,  *変化検出

分類 (1件)： 人間機械系  (IB03000G)

引用文献 (4件)：

• R. B. Zajonc, ′′Social Facilitation′′, Science, vol.149, pp.269-274, July 1965.
• Y. Miyazaki, ′′Increasing visual search accuracy by being watched′′, PLoS ONE, vol.8, no.1, e53500, pp.1-8, January 2013.
• T. Seno, ′′Social inhibition of vection′′, Psychology, vol.4, no.8, pp.619-621, August 2013.
• 金谷英俊,永井聖剛, ′′他者からの観察は変化の見落とし課題成績を低下させる′′, 映像情報メディア学会技術報告, vol.40, no.37, HI2016-64, pp.9-10, November 2016.

タイトルに関連する用語 (6件)： 他者 ,  観察 ,  変化検出 ,  課題成績 ,  不安尺度 ,  得点