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J-GLOBAL ID:201802284921960502   整理番号:18A1563061

エルニーニョの減衰期における一貫的なインド-太平洋変動性に関連した熱帯低気圧出現の季節変動

Seasonal Modulation of Tropical Cyclone Occurrence Associated with Coherent Indo-Pacific Variability during Decaying Phase of El Nino
著者 (3件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 381-390  発行年: 2018年08月22日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本論文では,エルニーニョ-南方振動(ENSO)及びインド洋(IO)におけるコヒーレント海面水温偏差(SSTA)に対する熱帯低気圧(TC)活動の応答を,特にエル・ニーニョの減衰期に焦点を絞って,研究した。このTC偏差を,将来の気候変動に対して策定した政策決定用のデータベース(d4PDF)から取得した。このデータセットは,観測したSSTおよび過去の放射強制によって強制した最新の大気大循環モデル(AGCM)を用いた1951~2010年期に対する100メンバーのアンサンブルシミュレーションに基づいている。d4PDFで使われたAGCMは,水平分解能約60kmの気象研究所大気大循環モデル(MRI-AGCM)である。解析から,北半球秋までのエルニーニョ年後に熱帯西太平洋上のTC頻度(TCF)における長期減少を明らかにした。熱帯IOにおける遅れ昇温が誘起した西太平洋上の偏差高気圧(AAC)の卓越は局所的なSST変化より寧ろ抑制されたTC活動に対する主因であった。対照的に,南シナ海のTC数は,エルニーニョ後の秋(9~11月)に増加傾向にあった。物理的な理由は,IO昇温の終了に関連したAACの弱化に帰することができた。斯くして,ENSOをTC活動の予測に対する環境因子と考察する場合,IO昇温の影響を考慮すべきことを実証した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大規模擾乱,台風,大気重力波  ,  気候学,気候変動 

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