抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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固体,液体および大気中に含まれる微量水分を検出・定量できる分析法の確立は,工業製品や食品の品質管理,構造物の劣化部分の漏水検出,環境モニタリングなどの人間生活や環境保全の面で非常に重要である。代表的な水分検出法であるカール・フィッシャー水分測定法は,高感度であるが,試料中や試料表面の水分を可視化することは難しい。一方,蛍光性水センサーを開発することができれば,迅速,高感度かつ目視による可視化(蛍光発光による画像化)も可能な水分検出・定量化蛍光分析法の確立を図れるものと期待できる。そこで,本稿では,試料中および試料表面の微量水分を蛍光性色素の光誘起電子移動(Photo-induced electron transfer:PET)に基づいて検出・定量化かつ可視化できるPET型蛍光性水センサーのさまざまな有機溶媒中での水分に対する蛍光センシング特性と微量水分検出のメカニズムについて紹介する。(著者抄録)