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J-GLOBAL ID：201802286888462550   整理番号：18A0988942

微細組織から見たアルミニウム線材の繰返し曲げ変形と破壊挙動

Microstructural investigation on cyclic bending deformation and fracture of aluminum wire

著者 (3件)： 池谷隼人 (横浜国大 大学院工学府) ,  梅澤修 (横浜国大 大学院工学研究院) ,  福富洋志 (放送大 神奈川学習セ)
資料名： 軽金属  (Journal of Japan Institute of Light Metals)
巻： 68  号： 5  ページ： 243-249  発行年： 2018年05月30日 
JST資料番号： F0772A  ISSN： 0451-5994  CODEN： KEIKA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車用軽量電線を開発するために,アルミニウムとAl-1.0mass%Mg合金線の変形と破壊挙動を,試験片表面で最大歪0.02までの繰返し曲げ試験により調査した。疲れ亀裂発生サイトのミクロ組織的側面と幾何学的特性を調査し,ここで部分的に亀裂のある結晶粒界と活性化滑り系の間の関係を明らかにするために電子後方散乱回折(EBSD)解析を用いた。粒径は破壊までのサイクル数に強く依存した。疲れ亀裂は引張-圧縮方向に対して40~60度の傾斜角を持つ結晶粒界で発生した。結晶粒界における変形連続性と結晶粒内部の加工硬化の両方は,繰返し曲げにおける破壊までのサイクル数に影響を及ぼす。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 電線 ,  *アルミニウム ,  純金属 ,  *アルミニウム合金 ,  マグネシウム含有合金 ,  線材 ,  繰返し荷重 ,  *疲れ破壊 ,  歪 ,  曲げ試験 ,  疲れ試験 ,  疲れ亀裂 ,  結晶粒界 ,  滑り速度 ,  滑り面 ,  電子回折 ,  結晶粒径 ,  傾斜角 ,  加工硬化 ,  曲げ変形 ,  SN曲線 ,  結晶粒
準シソーラス用語： EBSD ,  すべり系

分類 (2件)： 機械的性質  (WB02030U) ,  変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (12件)：

• 1) M. Videm and N. Ryum: Mater. Sci. Eng. A, 219 (1996), 1-10.
• 2) Y. EL-Madhoun, A. Mohamed and M. N. Bassin: Mater. Sci. Eng. A, 359 (2003), 220-227.
• 3) 美馬源次郎,猪子富久治,安宅 健:日本金属学会誌,42(1978),887-893.
• 4) O. Vorren and N. Ryum: Acta Metall., 35 (1987), 855-866.
• 5) P. T. E. Forsyuth: Nature, 171 (1953), 172-173.

タイトルに関連する用語 (5件)： 微細組織 ,  アルミニウム ,  線材 ,  曲げ変形 ,  破壊挙動