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J-GLOBAL ID：201802287124679645   整理番号：18A0742342

光熱変換現象の時間分解検出と化学反応解析への応用

Time-resolved Detection of Photothermal Phenomena and Applications to Chemical Reactions

著者 (1件)： 寺嶋正秀 (京大 大学院理学研究科)
資料名： 分光研究  (Journal of the Spectroscopical Society of Japan)
巻： 67  号： 1  ページ： 22-34  発行年： 2018年02月15日 
JST資料番号： F0007A  ISSN： 0038-7002  CODEN： BUKKAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・一般に,材料温度は光励起で増加し,この現象は光熱効果としてよく知られている。この現象は多く応用されているが,この光熱検出法を用いた分子科学分野における時間分解研究は限られている。ここでは,非放射遷移後の初期加熱過程の分子機構と,時間分解検出法を用いた特定の生物学的試料における反応動力学研究への応用をレビューした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *エネルギー変換 ,  自然科学 ,  時間分解能 ,  *化学反応 ,  反応速度論 ,  生体試料 ,  反応機構 ,  無放射遷移 ,  光ポンピング ,  スペクトロスコピー ,  光音響スペクトル ,  *エンタルピー ,  温度測定 ,  光熱効果 ,  *光熱変換 ,  時間分解法 ,  分子機構
準シソーラス用語： 化学反応動力学 ,  過渡回折格子法 ,  光励起 ,  生物学的試料 ,  非放射遷移 ,  分子科学

分類 (2件)： 熱化学  (CB02040L) ,  光化学一般  (CB08010U)

物質索引 (1件)： 4-(トリフルオロメチル)-7-[[(アズレン-1-イル)メチル]アミノ]-2H-1-ベンゾピラン-2-オン

引用文献 (53件)：

• A. G. Bell: Am. J. Sci. 20, 305 (1880) .
• J. P. Gordon, R. C. C. Leite, R. S. Moore, S. P. S. Porto, and J. R. Whinnery: Bull. Am. Phys. Soc. 9, 501 (1964) .
• International Conference on Photoacoustic and Photothermal Phenomenaという光熱現象に関する国際学会が隔年に開催されている.例えば Int. J. Thermophys. 36,2283-2495(2015).に最近の動向がまとめられている.また,光熱変換分光法とその応用 澤田嗣郎編,学術出版センター1997年にも測定法や多くの応用が解説されている.
• M. Terazima, N. Hirota, S. E. Braslaysky, A. Mandelis, S. E. Bialkowski, G. J. Diebold, R. J. D. Miller, D. Fournier, R. A. Palmer, and A. Tam: Pure Appl. Chem. 76, 1083 (2004).
• J. B. Callis, W. W. Parson, and M. Gouterman: Biochim. Biophys. Acta 267, 348 (1972).

タイトルに関連する用語 (6件)： 光熱変換 ,  現象 ,  分解 ,  化学反応 ,  解析 ,  応用