抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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インシデントが発生した際には,管理者はそのインシデントに対して,迅速に対応することが求められる。インシデントの対応には,過去に発生したインシデントに関する情報は有用であり,過去の類似のインシデントの情報から,新たに発生したインシデントが早急な対応が必要なインシデントか否かといった判断や,インシデントの対応方法に関して参考となる情報を得ることができる。そこで,本稿では,このようなインシデント情報を蓄積し,新たなインシデントが発生した際に,過去に蓄積したインシデントから当該インシデントに類似したインシデントに関する情報を提示できるシステムについて議論する。新たなインシデントが検知された際には,当該インシデントで発生したフロー等の特徴量を把握できる。しかしながら,それらの特徴量間の距離が近いインシデントが同種のインシデントとは限らない。そこで,本稿では,インシデントの特徴量を,類似のインシデントは近くに,異なるインシデントは遠くに写像するような写像関数をインシデントの対応結果の情報から学習し,写像関数で写像後の位置が近い過去のインシデントを検索する手法を提案する。評価により,提案手法により,過去に経験した同種のインシデントを高い精度で検索できることを示す。(著者抄録)