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J-GLOBAL ID：201802287296212190   整理番号：18A0312599

北海道然別湖に生息する固有種ミヤベイワナを対象とした遊漁の持続可能性の検証

An assessment of the sustainability of recreational fishery targeting endemic Miyabe charr Salvelinus malma miyabei in Lake Shikaribetsu, Japan

著者 (4件)： 芳山拓 (北海道大学大学院水産科学院) ,  坪井潤一 ((国研)水産研究・教育機構中央水産研究所) ,  大串伸吾 (北海道大学大学院農学研究院) ,  松石隆 (北海道大学大学院水産科学研究院)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 84  号： 1  ページ： 119-129(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は北海道然別湖における固有種ミヤベイワナを対象とした遊漁を事例として,遊漁者の満足度の観点から持続可能性を評価した。遊漁者への聞き取りアンケートの結果を解析した結果,遊漁者は1人1日当たり約15尾の釣果を得る事でリピーターとなりうる満足度に達し,この釣果は現状の資源水準を維持する事で期待できると考えられた。さらに,遊漁者による地域経済での消費も認められ,遊漁規則で遊漁による減耗は資源を維持できる範囲に抑えられており,ミヤベイワナ遊漁は持続可能で,本種の保全と両立していると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *サケ科 ,  *漁獲 ,  *漁業 ,  アンケート ,  地域活性化 ,  資源管理 ,  経済
準シソーラス用語： *Salvelinus malma miyabei ,  然別湖 ,  *ミヤベイワナ ,  *遊漁 ,  *持続的漁業 ,  アンケート調査 ,  地域振興 ,  漁業管理 ,  水産経済

著者キーワード (5件)： アンケート ,  然別湖 ,  地域振興 ,  ミヤベイワナ ,  遊漁

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  漁労一般  (FH03010G) ,  水産経済・経営  (FH01020D)

引用文献 (34件)：

• 1) 水産白書 平成25年版(水産庁編).農林統計協会,東京.2013.
• 2) 2003年(第11次)漁業センサス.農林水産省統計本部,東京.2006.
• 3) Post JR, Sullivan M, Cox S, Lester NP, Walters CJ, Parkinson EA, Paul AJ, Jackson L, Shuter BJ. Canada's recreational fisheries: the invisible collapse? Fisheries 2002; 27: 6-17.
• 4) Matsuishi T, Narita A, Ueda H. Population assessment of sockeye salmon Oncorhynchus nerka caught by recreational angling and commercial fishery in Lake Toya, Japan. Fish. Sci. 2002; 68: 1205-1211.
• 5) Su Y, Sweke EA, Denbou T, Ueda H, Matsuishi T. Stock assessment of sockeye salmon Oncorhynchus nerka by using adaptive framework virtual population analysis. Nippon Suisan Gakkaishi 2015; 81: 418-428 (in Japanese with English abstract).

タイトルに関連する用語 (6件)： 北海道 ,  生息 ,  固有種 ,  遊漁 ,  持続可能性 ,  検証