文献

J-GLOBAL ID：201802288197117435   整理番号：18A1476266

高電圧・プラズマの農業・水産・食品分野への利用

Applications using high voltages and plasma for agriculture, fisheries and food processing

著者 (1件)： 高木浩一 (岩手大 理工)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 87  号： 8  ページ： 576-582  発行年： 2018年08月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高電場や放電が植物の生育に及ぼす影響は,科学技術が発達する前から経験的に知られており,系統的な研究も18世紀より行われてきた。近年,従来の電気泳動や細胞融合,電気穿孔法などによる品種改良(育種),農薬の静電散布などの農業関連の技術に加え,植物の発芽や生長の制御,担子菌(きのこなど)での子実体形成促進,培地の殺菌などプレハーベストへの利用や収穫物の鮮度保持など,ポストハーベストへの利用が進められている。ここでは,盛んになりつつある高電圧やプラズマの農業・水産・食品分野への利用を俯瞰し,それらが利用する高電場やプラズマの物理・化学的特性と,生物との関係の理解を深める。(著者抄録)

シソーラス用語： *プラズマ応用 ,  *農業 ,  *漁業 ,  *食品工業 ,  育種 ,  細胞融合 ,  農薬散布 ,  子実体 ,  殺菌 ,  貯蔵安定性 ,  プラズマ曝露 ,  種子 ,  生殖 ,  電気集塵器 ,  プラズマ処理
準シソーラス用語： プラズマ分解 ,  鮮度保持 ,  品種改良

分類 (4件)： プラズマ応用  (BJ02110K) ,  食品工業一般  (FJ02010F) ,  農業一般  (FB01010A) ,  漁労一般  (FH03010G)

引用文献 (24件)：

• 高木浩一,高橋徹,濱田英介(編著): 工業技術者のための農学概論 (理工図書, 2018).
• 浅川芳裕: 日本は世界5位の農業大国-大嘘だらけの食料自給率 (講談社, 2010).
• 平成28年度食料自給率について (農林水産省). http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012.html
• 舩津保浩,竹田保之,加藤淳(編著): 食べ物と健康III-食品加工と栄養 (三共出版, 2016).
• 津志田藤二郎(編著): 食品と劣化 (光琳, 2003).

タイトルに関連する用語 (4件)： 高電圧 ,  プラズマ ,  農業 ,  食品