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J-GLOBAL ID：201802288669875231   整理番号：18A1668774

Chebyshev基底通信削減CG法のマルチコア・メニーコア計算環境における性能評価

著者 (5件)： 大島聡史 (九大 情報基盤研究開発セ) ,  藤井昭宏 (工学院大 情報) ,  田中輝雄 (工学院大 情報) ,  深谷猛 (北大 情報基盤セ) ,  須田礼仁 (東大)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2018  号： HPC-165  ページ： Vol.2018-HPC-165,No.17,1-9 (WEB ONLY)  発行年： 2018年07月23日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大規模並列計算環境における共役勾配法(Conjugate Gradient Method,以下CG法)は集団通信(MPI_Allreduce)の通信性能が性能ボトルネックとなることが指摘されている。この問題を解決するため,計算順序を変更して集団通信回数を削減する手法や,非同期通信を活用する手法など,いくつかの先進的な通信削減CG法が提案されている。我々はChebyshev基底通信削減CG法に着目し,「京」コンピュータなどいくつかの計算機環境にて性能評価を行ってきた。本稿では,最新のマルチコアCPUやメニーコアプロセッサを搭載したスーパーコンピュータシステムを対象計算機として複数のChebyshev基底通信削減CG法の性能を測定し,計算機環境の性能と得られた性能との関係について考察する。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機アーキテクチャ ,  共役勾配法 ,  *メッセージ交換 ,  *マイクロプロセッサ ,  時間 ,  Chebyshev多項式 ,  性能評価 ,  並列計算機 ,  計算機網 ,  待ち時間
準シソーラス用語： Grid環境 ,  *メニーコア・プロセッサ ,  *メニーコアアーキテクチャ ,  レイテンシ ,  *集団通信 ,  通信時間

分類 (1件)： ディジタル計算機方式一般  (JC02010O)

引用文献 (16件)：

• 熊谷洋佑, 藤井昭宏, 田中輝雄, 深谷猛, 須田礼仁: 共役勾配法への種々の通信削減手法の適用と評価, 情報処理学会論文誌コンピューティングシステム(ACS), Vol.9, No.3, pp.1-13, 2016.
• Yosuke Kumagai, Akihiro Fujii, Teruo Tanaka, Yusuke Hirota, Takeshi Fukaya, Toshiyuki Imamura, Reiji Suda: Performance Analysis of the Chebyshev Basis Conjugate Gradient Method on the K Computer, Parallel Processing and Applied Mathematics (PPAM) 2015, Springer LNCS vol.9573, pp.74-85, 2016.
• A. T. Chronopoulos, C. W. Gear: S-step Iterative Methods for Symmetric Linear Systems, Journal of Computational and Applied Mathematics, Volume 25, Issue 2, pp.153-168, 1989.
• P. Ghysels, W. Vanrose: Hiding Global Synchronization Latency in the Preconditioned Conjugate Gradient Algorithm, Parallel Computing, Volume 40, Issue 7, pp.224-238, 2014.
• 本谷徹, 須田礼二: k 段飛ばし共役勾配法: 通信を削減することで大規模並列計算で有効な対象正定値行列連立一次方程式の反復解法, 情報総理学会研究報告 Vol.2012-HPC133, No.30, 2012.

タイトルに関連する用語 (5件)： 基底 ,  CG ,  計算 ,  環境 ,  性能評価