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J-GLOBAL ID：201802288844911332   整理番号：18A1606320

金属酸化物を用いたスピン軌道トルク生成と電流-スピン流変換の分子制御

Generation of spin-orbit torques using metal oxides and molecular control of charge-spin currents conversion

著者 (1件)： 安藤和也 (慶応大 理工)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 87  号： 9  ページ： 660-664  発行年： 2018年09月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スピン軌道相互作用を用いることで,電子の電荷の流れ「電流」とスピンの流れ「スピン流」を相互に変換できる。電流とスピン流の相互変換は,スピン軌道相互作用を基盤とした新原理のスピン素子駆動を可能とするだけでなく,スピン流によって発現する新現象・新機能探索の鍵となる。本稿では,スピン軌道相互作用を中心とするスピントロニクスの新領域「スピンオービトロニクス」に関する最近の研究として,金属酸化物によるスピン軌道トルク生成と磁化制御,自己組織化有機単分子膜を用いた電流-スピン流変換の光制御に関する実験を紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *金属酸化物 ,  *スピン-軌道相互作用 ,  *変換 ,  *スピントロニクス ,  トルク ,  磁化 ,  *単分子層 ,  有機材料 ,  金属 ,  *スピン流-電流変換 ,  有機薄膜 ,  強磁性金属 ,  Rashbaスピン-軌道相互作用 ,  *自己集合単分子膜
準シソーラス用語： スピン-軌道トルク ,  *自己組織化単分子膜

分類 (2件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T) ,  磁電デバイス  (NC03100X)

引用文献 (23件)：

• S. Maekawa ed.: Concepts in Spin Electronics (Oxford University Press, Oxford, 2006).
• A. Fert: Rev. Mod. Phys. 80, 1517 (2008).
• S. Maekawa, S.O. Valenzuela, E. Saitoh, and T. Kimura eds.: Spin Current (Oxford University Press, Oxford, 2012).
• J. Sinova, S.O. Valenzuela, J. Wunderlich, C.H. Back, and T. Jungwirth: Rev. Mod. Phys. 87, 1213 (2015).
• Y. Kato, R. Myers, A. Gossard, and D. Awschalom: Science 306, 1910 (2004).

タイトルに関連する用語 (5件)： 金属酸化物 ,  スピン ,  軌道 ,  トルク ,  スピン流