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J-GLOBAL ID：201802288920594611   整理番号：18A0361312

船形山の大規模地すべり地の発達と湿地形成

Wetland formation associated with development of a large-scale landslide in Mt. Funagata, NE Japan

著者 (2件)： 佐々木夏来 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  須貝俊彦 (東大 大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 地形  (Transactions Japanese Geomorphological Union)
巻： 39  号： 1  ページ： 67-82  発行年： 2018年01月25日 
JST資料番号： X0735A  ISSN： 0389-1755  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・宮城県と山形県の県境に聳える船形山の巨大地すべりであるすげ沼地すべりを対象として,初生的な地すべり活動後の地すべり地形の発達が湿地形成に及ぼす影響について,主に火山灰編年学的手法を用いて検討。
・船形火山群は,成層火山である船形山(1500m)を中心として複数の第四紀火山から構成。
・すげ沼地すべり地は,船形山の北麓に位置し,船形山溶岩流及び火砕流堆積面を侵食。
・研究方法は,空中写真判読に基づくすげ沼地すべり地形の分類と湿地の認定,湿地堆積物の掘削調査と分析を実施。
・すげ沼地すべり地東部の小湿地群の形成,地すべり土塊の発達と湿地の形成について考察。
・並進すべり型の巨大地すべりである「すげ沼地すべり地」では,土塊全体に湿地が点在。
・地すべり土塊の発達により生じた大小の凹地内に湿地が形成され,湿地の分布と微地形との対応を確認。

シソーラス用語： *宮城県 ,  *山形県 ,  山岳 ,  *地滑り ,  *湿地 ,  地形 ,  火山灰 ,  成層火山 ,  第四紀 ,  溶岩流 ,  火砕流堆積物 ,  空中写真 ,  写真判読 ,  地盤調査 ,  試錐調査 ,  *大規模地滑り ,  地滑り地形
準シソーラス用語： 船形山

分類 (2件)： 地質構造・テクトニクス  (DE04030Y) ,  斜面安定,掘削変形  (RA03070L)

引用文献 (24件)：

• Bronk Ramsey, C. (2009) Bayesian analysis of radiocarbon dates: Radiocarbon, 51, 337-360.
• 冨士田裕子 (2017)「湿原の植物誌」 : 東京大学出版会, 242p.
• Hails, A. J. (ed.) (1997) Wetlands, biodiversity and the Ramsar convention: the role of the convention on wetlands in the conservation and wise use of biodiversity: Ramsar Convention Bureau, Gland, Switzerland.
• 早川由紀夫 (1983) 十和田火山中掫テフラ層の分布, 粒度組成, 年代 : 火山第2集, 28, 263-273.
• Hua, Q., Barbetti, M., Rakowski, A. Z. (2013) Atmospheric Radiocarbon for Period 1950-2010: Radiocarbon, 55(4), 1-14.

タイトルに関連する用語 (3件)： 大規模地すべり ,  発達 ,  湿地