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J-GLOBAL ID：201802289072171978   整理番号：18A0656427

広域・長期観測プローブ情報を用いたエリアレベルでの旅行時間信頼性評価

EVALUATION OF AREA LEVEL TRAVEL TIME RELIABILITY USING LARGE-SCALE PROBE VEHICLE TRAJECTORIES RECORDED FOR A LONG PERIOD

著者 (5件)： 福田大輔 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系) ,  水口正教 (三井不動産株式会社 ITイノベーション部) ,  瀬尾亨 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系) ,  日下部貴彦 (東京大学 空間情報科学研究センター) ,  朝倉康夫 (東京工業大学 環境・社会理工学院 土木・環境工学系)
資料名： 土木学会論文集 D3(土木計画学)(Web)  (土木計画学研究・論文集(Web))
巻： 73  号： 5  ページ： I_1105-I_1118(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0202A  ISSN： 2185-6540  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 道路の旅行時間信頼性評価研究の多くは,観測データ数の確保が容易な単一道路区間を対象としたものであった.他方,広域道路ネットワークにおいて旅行時間変動の長期観測を可能とするプローブ情報が近年利用可能になりつつあり,従来の区間・経路レベルでの評価から,一般的な時間空間領域(e.g. エリア・コリドーレベル)での評価への展開が期待される.本研究では,交通状態を表す諸量の一般的定義に基づいて,任意の時間空間領域で車両の走行軌跡データを集計して得られる総走行距離・総旅行時間の統計値を用い,エリアレベルで旅行時間信頼性指標を算出する方法を提案した.国内の広域プローブデータへの適用を行い,地域的・経年的差異や,交通規制の有無が信頼性に及ぼす影響を分析し,提案手法の一定程度の妥当性・有用性を確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： 道路網 ,  効果 ,  *旅行時間 ,  縮小 ,  *評価 ,  指標 ,  範囲 ,  空間 ,  時間 ,  *水準 ,  *地域 ,  *プローブ ,  *交通情報
準シソーラス用語： エリアレベル ,  プローブ情報 ,  交通状態 ,  広域プローブ情報 ,  時間空間領域 ,  時間短縮 ,  信頼性指標 ,  *信頼性評価 ,  整備効果 ,  走行軌跡データ ,  長期観測プローブ情報

著者キーワード (4件)： travel time reliability ,  area/network-level evaluation ,  probe vehicle data ,  traffic state estimation

分類 (2件)： 交通調査  (TB01031B) ,  輸送管理  (TB01060R)

引用文献 (40件)：

• 1) 中山晶一朗:道路の時間信頼性に関する研究レビュー,土木学会論文集D3 (土木計画学),Vol. 67,No. 1,pp. 95-114,2011.
• 2) 中山晶一朗,朝倉康夫(編):道路交通の信頼性評価,コロナ社,東京,2014.
• 3) Taylor, M. A.: Travel through time: the story of research on travel time reliability, Transportmetrica B: Transport Dynamics, Vol. 1, No. 3, pp. 174-194, 2013.
• 4) Bates, J., Polak, J., Jones, P. and Cook, A.: The valuation of reliability for personal travel, Transportation Research Part E: Logistics and Transportation Review, Vol. 37, No. 2-3, pp. 191-229, 2001.
• 5) 福田大輔:旅行時間変動の価値付けに関する研究展望とプロジェクト評価への適用に向けた課題の整理,土木計画学研究・論文集,Vol. 27,No. 3,pp. 437-448,2010.

タイトルに関連する用語 (6件)： 広域 ,  長期観測 ,  プローブ ,  エリア ,  旅行時間信頼性 ,  評価