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J-GLOBAL ID：201802289841486940   整理番号：18A0863263

ランダム配向不連続繊維強化複合材料の弾性率の確率特性と体積効果

Volume Effects and Probabilistic Properties of Chopped Fiber Reinforced Composite Materials

著者 (2件)： 末益博志 (上智大 理工) ,  松尾剛 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 44  号： 3  ページ： 92-99  発行年： 2018年05月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ランダムに配向した切断ストランドで強化した熱可塑性複合材料の弾性特性を測定し,統計的に評価した。切断繊維複合材料は,それらの繊維配向におけるランダム性と充填配列により確率的性質を示す。したがって,確率的推定は,それらの性能の正確な表現を提供するために不可欠であった。次に,解析的アプローチを提案し,ゲージ面積のサイズ,ランダム配向ストランドの寸法,および弾性特性のような基本データに関して,弾性特性の確率的値に対する明示的表現を近似的に与えた。複合材料の推定弾性特性は,実験結果と良く一致した。試験結果の平均値と標準偏差に及ぼすゲージ面積のサイズの影響を適切に表現できる現在の式は,試験標準に関するいくつかの規則とデータ収集の方法を決定するのに役立つ。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *不連続性 ,  ストランド ,  *繊維強化 ,  *複合材料 ,  繊維配向 ,  ゲージ ,  近似法 ,  *弾性係数 ,  標準偏差 ,  データ収集
準シソーラス用語： チョップドファイバ ,  ランダム性 ,  ランダム配向 ,  確率論的解析 ,  *繊維強化複合材料 ,  体積効果

分類 (2件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  機械的性質  (YH02022L)

引用文献 (16件)：

• 1) 松尾 剛, 菅 満春, 古川健一, 住山琢哉, 榎本 弘, 坂口圭祐: 2016年秋季大会学術講演会講演予稿集, 自動車技術会 (2016), 講演番号355.
• 2) 松尾 剛, 影山和郎: 日本複合材料学会誌, 40, 5 (2014), 218-226.
• 3) T. Matsuo, K. Takayama, J. Takahashi, S. Nagoh, K. Kiriyama & T. Hayashi: Proc. of ICCM19 (2013), pp. 696-703.
• 4) R.M. Christensen: Mechanics of Composite Materials, Dover publications, Inc., New York (1979).
• 5) T.W. Chou & A. Kelly: Ann. Rev. Mater. Sci., 10 (1980), 229-259.

タイトルに関連する用語 (6件)： ランダム配向 ,  不連続 ,  繊維強化複合材料 ,  弾性率 ,  確率 ,  体積効果