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J-GLOBAL ID：201402277311810107   整理番号：14A1111204

熱可塑性CFRPの繊維方向圧縮強度の温度依存性に関する一考察

Investigation about Temperature-Dependent Compressive Strength in Fiber Direction of Thermoplastic CFRP

著者 (2件)： 松尾剛 (東大 大学院工学系研究科) ,  影山和郎 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 40  号： 5  ページ： 218-226  発行年： 2014年09月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本検討では,熱可塑性CFRP,特にマトリックスが温度変化で比較的影響され易いCF/PPの一方向積層材の繊維方向圧縮強度の温度依存性を調べた。そして,筆者が提案した面外方向のせん断弾性挙動が支配的な圧縮強度を求める理論式が,各種温度条件下で適用可能かについて検証した。アワーグラス型試験片とグリップ式治具を使う新しい圧縮試験法は,恒温槽を用いて温度条件を変えても,試験片の評定部で適切に圧縮破壊を生じることが分った。温度により破壊様相は異なるが,何れの温度条件でも,主に面外方向にキンクバンドが発生していることが確認できた。キンクバンド角は温度条件で変化していた。温度条件に応じた繊維方向のせん断弾塑性パラメータを実験的に取得し,圧縮強度を理論的に求めたところ,キンクバンド角の検出値を考慮すると,何れの温度条件下でも実験結果とよく一致し,理論式の有用性を示した。

シソーラス用語： *繊維強化熱可塑性プラスチック ,  方向 ,  *圧縮強さ ,  *温度依存性 ,  圧縮試験 ,  試験片 ,  *破壊 ,  形式 ,  *キンクバンド ,  角度 ,  *剪断変形 ,  *弾塑性 ,  クランプ ,  恒温装置 ,  貯槽 ,  式 ,  測定データ ,  有効性 ,  座屈 ,  *一方向材 ,  *圧縮破壊 ,  恒温槽 ,  繊維方向 ,  変形角度 ,  *CFRTP【熱可塑樹脂】 ,  *機械的性質 ,  *強度
準シソーラス用語： *炭素繊維強化熱可塑性プラスチック ,  理論式

分類 (6件)： ゴム・プラスチック材料  (HC04030W) ,  構造要素一般  (HD03010W) ,  ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  ポリオレフィン  (YH07090L)

引用文献 (17件)：

• NEDO:サステナブルハイパーコンポジット技術の開発, http://www.nedo.go.jp/library/database_index.html
• U.K. Vaidya & K.K. Chawla : Int. Mater. Rev., 53 (2008), 185-218.
• 平野啓之,村松秀隆,井上 隆:日本複合材料学会誌, 39, 3 (2013), 113-119.
• 平野啓之,土谷敦岐,橋本雅弘,本間雅登,岡部朋永:日本複合材料学会誌, 40, 2 (2014), 81-86.
• M. Nakada &Y. Miyano :J. Comp. Mater., 47, 15(2012), 1897-1906.

タイトルに関連する用語 (5件)： 熱可塑性 ,  CFRP ,  繊維方向 ,  圧縮強度 ,  温度依存性