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J-GLOBAL ID:201802290710146650   整理番号:18A1646997

ゲノム編集を用いたX連鎖鉄芽球性貧血の細胞モデルの確立【JST・京大機械翻訳】

Establishment of a cell model of X-linked sideroblastic anemia using genome editing
著者 (11件):
資料名:
巻: 65  ページ: 57-68.e2  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0591A  ISSN: 0301-472X  CODEN: EXHMA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ALAS2遺伝子突然変異はX連鎖性側芽球性貧血を引き起こす。患者の骨髄における環側robの存在は,側芽細胞性貧血の特徴であるが,側芽細胞形成の基礎となる正確な機構はほとんど知られていない。ゲノム編集システムを用いて,ヒト臍幹細胞由来のHUDEP2細胞におけるALAS2遺伝子の赤血球特異的エンハンサーに変異を導入し,赤血球を産生することができた。HA2低と称する確立された細胞系は,赤血球分化後でも野生型細胞よりも少ないALAS2 mRNAを発現した。α-グロビン,β-グロビン及びミトコンドリア鉄インポーターミトフェリン-1のmRNA発現は野生型及びHA2低細胞で同様に誘導されたが,分化細胞のヘモグロビン化は野生型細胞と比較してHA2低細胞で制限された。重要なことは,プルシアンブルー染色により,分化したHA2低細胞の約1/3が細胞内鉄沈着を示し,これらの細胞が環側の側芽細胞のように見えることを明らかにした。電子顕微鏡は,HA2低細胞のミトコンドリアが鉄を含む可能性のある高密度沈着物を含むことを確認した。分化後にのみHA2低細胞の間に環側芽細胞様細胞が出現したが,分化中に両細胞型においてミトコンドリアフェリチンの誘導発現が観察された。これらの結果は,ミトコンドリアフェリチン発現の誘導が,環側芽細胞形成の主要な原因ではなく,必須である可能性を示唆する。これらの結果は,赤血球分化時のミトコンドリアへの鉄輸入の増加と組み合わせたALAS2欠損によるプロトポルフィリンIXの不十分な供給が,環側robの形成をもたらすことを示唆する。さらに,HA2低細胞は,in vitroでの環側robの特性化のための有用なツールである。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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細胞生理一般  ,  血液の診断  ,  血液の臨床医学一般  ,  赤血球  ,  先天性疾患・奇形一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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