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J-GLOBAL ID：201802290780633340   整理番号：18A1241001

末端マレイミド基を有するオリゴイミドチオエーテルで変性したビスマレイミド樹脂の硬化物特性

Mechanical and Thermal Properties of Bismaleimide Resins Modified with Oligo(imidothioether)s Having Terminal Maleimide Groups

著者 (5件)： 米川盛生 (大阪産技研) ,  大塚恵子 (大阪産技研) ,  木村肇 (大阪産技研) ,  宮田篤 (堺化学工業) ,  池下真二 (堺化学工業)
資料名： ネットワークポリマー論文集  (Journal of Network Polymer, Japan)
巻： 39  号： 2  ページ： 56-62  発行年： 2018年03月20日 
JST資料番号： Z0934A  ISSN： 2433-3786  CODEN： NPORF2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ビスマレイミド樹脂の靭性向上を目的として,末端マレイミド基を有するオリゴイミドチオエーテルで変性したビスマレイミド樹脂の硬化物を作製し,機械特性と熱特性を評価した。触媒量のトリエチルアミン存在下,クロロホルム中で三官能性チオールとビスマレイミドを反応させることで,末端にマレイミド基を有するオリゴイミドチオエーテルを合成した。得られたオリゴマーをジアリルビスフェノールAおよびビスマレイミド樹脂に配合し硬化物を作製すると,オリゴマー化を経ないモノマーのみの配合の硬化物と比較して,ガラス転移温度や熱重量減少温度は低下せずに破壊靭性値と曲げ強度が向上した。この挙動は,オリゴマー化を経ることで硬化物中のイミドチオエーテル構造に由来する比較的長鎖の架橋構造の割合が他の比較的剛直な構造に対して大きくなり,硬化物の柔軟性が上昇したことによるものと考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： オレフィン化合物 ,  酸イミド ,  脂肪族カルボン酸 ,  不飽和カルボン酸 ,  *破壊靱性 ,  硬化物 ,  *曲げ強さ ,  オリゴマ化 ,  脂肪族アミン ,  第三アミン
準シソーラス用語： *ビスマレイミド ,  *ポリマレイミド ,  *マレイミド類

分類 (2件)： その他の高分子材料  (YH07150C) ,  機械的性質  (YH02022L)

物質索引 (1件)： トリエチルアミン

引用文献 (19件)：

• 1) 高岩玲生,大山俊幸,高橋昭雄,ネットワークポリマー,33,2(2012) . 10.11364/networkpolymer.33.2
• 2) 樫野智將,山下勝志,高浜啓造,大塚恵子,木村 肇, 松本明博,ネットワークポリマー,35,31(2014) . 10.11364/networkpolymer.35.31
• 3) 岡本 真,高橋昭雄,大山俊幸,ネットワークポリマー,35,94(2014) . 10.11364/networkpolymer.35.94
• 4) Z. Yerlikaya, N. K. Erinç, Z. Öktem, and E. Bayramli, J. Appl. Polym. Sci., 59, 537(1996) . 10.1002/
• 5)大塚恵子,ネットワークポリマー,38,144(2017) .

タイトルに関連する用語 (5件)： マレイミド基 ,  変性 ,  ビス ,  マレイミド樹脂 ,  硬化物