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J-GLOBAL ID：201802290792292115   整理番号：18A0715069

タイセイヨウサケ(Salmo salar)副産物由来蛋白質加水分解物:抗糖尿病ペプチドの源【JST・京大機械翻訳】

Atlantic salmon (Salmo salar) co-product-derived protein hydrolysates: A source of antidiabetic peptides

著者 (8件)： Harnedy Padraigin A. (Department of Biological Sciences, University of Limerick, Limerick, Ireland) ,  Parthsarathy Vadivel (The SAAD Centre for Pharmacy & Diabetes, School of Biomedical Sciences, Ulster University, Coleraine, Co. Derry BT52 1SA, Northern Ireland) ,  McLaughlin Chris M. (The SAAD Centre for Pharmacy & Diabetes, School of Biomedical Sciences, Ulster University, Coleraine, Co. Derry BT52 1SA, Northern Ireland) ,  O’Keeffe Martina B. (Department of Biological Sciences, University of Limerick, Limerick, Ireland) ,  Allsopp Philip J. (Northern Ireland Centre for Food and Health, School of Biomedical Sciences, Ulster University, Coleraine, Co. Derry BT52 1SA, Northern Ireland) ,  McSorley Emeir M. (Northern Ireland Centre for Food and Health, School of Biomedical Sciences, Ulster University, Coleraine, Co. Derry BT52 1SA, Northern Ireland) ,  O’Harte Finbarr P.M. (The SAAD Centre for Pharmacy & Diabetes, School of Biomedical Sciences, Ulster University, Coleraine, Co. Derry BT52 1SA, Northern Ireland) ,  FitzGerald Richard J. (Department of Biological Sciences, University of Limerick, Limerick, Ireland)
資料名： Food Research International  (Food Research International)
巻： 106  ページ： 598-606  発行年： 2018年 
JST資料番号： D0633A  ISSN： 0963-9969  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大量の低価値の蛋白質に富む副産物,例えば,サケ皮膚とトリムミンが毎年発生する。これらの共生成物は高価値機能性成分にアップグレードできる。本研究の目的は,in vitroにおけるサケ皮膚ゼラチンおよびトリムミックス由来蛋白質加水分解物の抗糖尿病能を評価することであった。アルカラーゼ2.4LおよびFlavourzyme500Lにより生成したゼラチン加水分解物は,アルカラーゼ2.4LまたはPromod144MGで生成した加水分解物と比較して,2.5mg/mLで試験したとき,膵臓BRIN-BD11および腸内分泌GLUT細胞からそれぞれ有意に高い(p<0.001)インシュリンおよびGLP-1分泌活性を示した。アルカラーゼ2.4LおよびFlavourzyme500Lにより生成したゼラチン加水分解物は,アルカラーゼ2.4LまたはPromod144MGにより生成したものより有意に強い(p<0.01)DPP-IV阻害活性を示した。2.5mg/mLで試験されたとき,トリムミックス由来加水分解物のいずれによっても媒介されたインシュリン分泌活性に有意差は観察されなかった。しかしながら,アルカラーゼ2.4LおよびFlavourzyme500Lにより生成されたトリムミン加水分解物は,アルカラーゼ2.4LまたはPromod144MGで生成されたものより有意に高いDPP-IV阻害(p<0.05:アルカラーゼ2.4Lおよびp<0.01:Promod144MG)およびGLP-1(p<0.001,2.5mg/mL)分泌活性を示した。シミュレーション消化管消化(SGID)を受けた時,アルカラーゼ2.4LとFlavourzyme500Lで生成したサケのトリミング加水分解物は,そのインシュリン分泌活性の改善に加えて,GLP-1分泌とDPP-IV阻害活性を保持することを示した。しかしながら,アルカラーゼ2.4LとFlavourzyme500Lで生成されたゼラチン加水分解物は,SGID後にGLP-1分泌活性を失うことが示された。アルカラーゼ2.4LとFlavourzyme500Lにより生成した共生成物加水分解物による膜電位(p<0.001)と細胞内カルシウム(p<0.001)の有意な増加は,両加水分解物がK_ATPチャンネル依存経路を介してインシュリン分泌活性を仲介することを示唆した。さらに,細胞内cAMP放出の有意な増加(p<0.05)を刺激することにより,トリムミックス由来加水分解物は蛋白質キナーゼA経路を介してインシュリン分泌を仲介する可能性がある。ここで示した結果は,サケ副産物加水分解物が有望なin vitro抗糖尿病活性を示すことを示す。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ゼラチン ,  インスリン ,  タンパク質キナーゼA ,  血糖降下作用 ,  *糖尿病 ,  シミュレーション ,  膜電位 ,  消化 ,  *タンパク質加水分解物 ,  分泌 ,  アデニンヌクレオチド ,  リボヌクレオチド ,  環状ヌクレオチド
準シソーラス用語： インスリン分泌 ,  阻害活性 ,  *加水分解物 ,  アルカラーゼ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (8件)： サケの皮膚 ,  副産物 ,  ゼラチン ,  筋肉 ,  プロテイン加水分解物 ,  ペプチド ,  糖尿病 ,  トリミング

分類 (2件)： 食品蛋白質  (FJ09020N) ,  食品の化学・栄養価  (FJ01020J)

物質索引 (1件)： cAMP

タイトルに関連する用語 (5件)： タイセイヨウサケ ,  副産物 ,  蛋白質加水分解物 ,  糖尿病 ,  ペプチド