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J-GLOBAL ID：201802290993870619   整理番号：18A1339550

透過水制および不透過水制の違いによる流れおよびウグイの遊泳行動比較について

COMPARISON OF THE FLOW AND THE BEHABIOR OF TRIBOLODON HAKONENSIS DIFFERENCE IN THE PERMEABLE AND IMPERMEABLE SPUR DIKES

著者 (2件)： 坂間睦美 (東洋大学大学院 理工学研究科都市環境デザイン専攻) ,  青木宗之 (東洋大学 理工学部都市環境デザイン学科)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 6  ページ： II_85-II_91(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,水制の透過度の違いに着目し,水制周辺の流れや河床変動がウグイの遊泳行動に及ぼす影響を明確にすることを目的とし,水理実験,移動床実験および実魚を用いた挙動実験を行った. その結果,透過度の違いによって水制前後で流速低減効果に差が生じた.また,透過水制1基のとき,流れに及ぼす影響が少なかった.不透過水制では,水制前後の流速低減が顕著であり,ウグイは水制下流側で滞留し続けた.一方,透過水制ではウグイが水制内を通過し,水制設置区間を縦断的に移動し,水制周辺で滞留した.ウグイは,水制周辺の15(cm/s)(2BL(cm/s))以下の箇所で滞留し,滞留時間は渦度ω_zの大きさが増加すると長くなった.また,不透過水制は水制先端部で砂の局所洗掘が生じたが,透過水制は河床に与える影響が少なかった.(著者抄録)

シソーラス用語： *生態系 ,  河川 ,  運動能力 ,  遊泳 ,  流速 ,  水流 ,  *水制 ,  *コイ科 ,  透過 ,  河床変動 ,  実験 ,  移動床 ,  滞留時間
準シソーラス用語： *ウグイ ,  *河川生態系 ,  水理実験 ,  遊泳能力

著者キーワード (5件)： permeable spur dike ,  impermeable spur dike ,  flow characteristics ,  bed variation ,  fish behavior

分類 (2件)： 河川調査・計画  (RC12020M) ,  河川工事  (RC12030X)

引用文献 (25件)：

• 1) 国土交通省水管理・国土保全局 HP:魚がのぼりやすい川づくりの手引き,http://www.mlit.go.jp/river/shishin_guideline/kankyo/kankyou/sakana_tebiki/pdf/print.pdf
• 2) 国土交通省水管理・国土保全局 HP:多自然川づくり基本方針,https://www.mlit.go.jp/river/press_blog/past_press/press/200607_12/061013/s02.pdf
• 3) 秋草勲,吉川秀夫,坂上義二郎,芦田和男,土屋昭彦:水制に関する研究,土木研究所報告,第107号-6,pp. 67-72, 1960
• 4) 平川隆一,渡邊訓甫,松本祥平,大本照憲:単一水制および連続水制の剥離域下流における流れ構造に関する研究,土木学会論文集A2(応用力学),Vol. 68, No. 2, pp. I_565-I_572, 2012
• 5) 大本照憲,平川隆一,渡邊訓甫:非越流型水制の向きが河床変動と流れ構造に及ぼす影響,応用力学論文集,Vol. 8, pp. 875-882, 2005

タイトルに関連する用語 (3件)： 流れ ,  ウグイ ,  遊泳行動