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J-GLOBAL ID：201802290998283334   整理番号：18A1605921

Alフラックス法を用いたTm(Al_1-xT_x)B₄(T=Cr,Fe)の結晶育成と性質

Growth and Properties of Tm(Al_1-xT_x)B₄ (T = Cr, Fe) Crystals Obtained by Al Flux Method

著者 (9件)： 神津薫 (国士舘大 理工) ,  山崎貴 (国士舘大 理工) ,  岡田繁 (国士舘大 理工) ,  野村明子 (東北大 金属材料研) ,  湯葢邦夫 (東北大 金属材料研) ,  宍戸統悦 (東北大 金属材料研) ,  吉川彰 (東北大 金属材料研) ,  森孝雄 (物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点) ,  ROGL Peter (Inst. Physikalische Chemie der Univ. Wien, Wien, AUT)
資料名： Journal of Flux Growth  (Journal of Flux Growth)
巻： 13  号： 1  ページ： 2-6  発行年： 2018年06月30日 
JST資料番号： L7066A  ISSN： 1881-5316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ほう化物Tm(Al_1-xT_x)B₄(T=Cr,Fe)(YCrB₄型,斜方晶系,空間群Pbam)の結晶を,Ar雰囲気下1773Kで5時間T金属と混合したAlフラックスを用いて成長させた。得られた結晶の最大寸法と形態は,Tm(Al_1-xCr_x)B₄の台形結晶で2.3mm,Tm(Al_1-xCr_x)B₄のプリズム結晶で4.5mmであった。成長直後のままのTm(Al_1-xCr_x)B₄結晶をEPMA化学分析に用い,結晶相の同定と格子定数の決定は粉末XRDパターンを基に行った。Tm(Al_1-xT_x)B₄(T=Cr,Fe)の格子定数と化学分析を,Fe 0.5-10at%とCr 0.5-1.0at%に対して行った。Tm(Al_1-xT_x)B₄においてFeあるいはCrの固溶体が実現すると格子定数と単位格子体積がTmAlB₄よりも小さくなった。Tm(Al_1-xT_x)B₄の格子定数と単位格子体積は,FeあるいはCrの濃度を高くすると減少した。成長直後のままのTm(Al_1-xCr_x)B₄結晶についてマイクロVickers硬度を測定した。Tm(Al_1-xCr_x)B₄(x=0-10.0at%)とTm(Al_0.995Cr_0.005)B₄のマイクロVickers硬度の値は,それぞれ16(3)-19(2)GPaと18(2)GPaであった。Tm(Al_1-xCr_x)B₄においてFeあるいはCrの固溶体が実現すると,おそらく結晶構造の歪により硬さ値が増加した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *フラックス法 ,  *ツリウム化合物 ,  *ホウ化物 ,  *アルミニウム化合物 ,  *クロム化合物 ,  *固溶体 ,  *単結晶 ,  *微小硬さ ,  *格子定数 ,  格子 ,  体積 ,  *格子歪 ,  X線回折 ,  電子プローブX線分析 ,  化学分析 ,  *斜方晶系 ,  空間群 ,  アルミニウム ,  混合液体 ,  クロム ,  鉄 ,  台形 ,  プリズム ,  長さ
準シソーラス用語： ビッカース微小硬度 ,  単位格子 ,  格子体積 ,  粉末X線回折 ,  EPMA【表面分析】 ,  寸法

分類 (2件)： その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

引用文献 (10件)：

• S. Okada, T. Shishido, T. Mori, K. Kudou, K. Iizumi, T. Lundström, K. Nakajima, J. Alloys Compd., 2006, 408-412, 547.
• T. Mori, H. Borrmann, S. Okada, K. Kudou, A. Leithe-Jasper, U. Burkhardt, Yu. Grin, Phys. Rev. B, 2007, 76, 064404.
• T. Mori, T. Shishido, K. Nakajima, S. Okada, K. Kudou, K. Kiefer, K. Siemensmeyer, J. Physics: Conference Series, 2010, 200, 012127.
• A. Nomura, T. Mori, S. Okada, T. Sugawara, T. Shishido, K. Yubuta, J. Flux Growth, 2014, 9, 93.
• S. Okada, K. Kudou, Y. Yu, T. Lundström, Jpn. J. Appl. Phys., 1994, 33, 2663.

タイトルに関連する用語 (6件)： Al ,  フラックス法 ,  Tm ,  Fe ,  結晶育成 ,  性質