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J-GLOBAL ID：201802291274646043   整理番号：18A0956387

微生物を用いた酸性鉱山廃水(鉱水)処理の現状と課題

著者 (4件)： 上村一雄 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  金尾忠芳 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  赤堀文雄 (卯根倉鉱業) ,  稲谷博征 (卯根倉鉱業)
資料名： 鉱山(Web)  (Bulletin Kozan (Web))
巻： 71  号： 2  ページ： 31-39 (WEB ONLY)  発行年： 2018年03月26日 
JST資料番号： U0787A  ISSN： 2189-471X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・日本には処理が必要な硫酸酸性の鉱水が湧出している個所が90個所存在,多くは化学的処理であるが,ここでは微生物を用いた処理の現状を紹介。
・鉄酸化細菌(Acidithiobacillus ferrooxidans)を使用している棚原鉱山と旧松尾鉱山を紹介。
・鉄酸化細菌によるFe³⁺への酸化工程,炭酸カルシウムによる中和工程,中和沈殿物の沈降分離工程など鉱水処理システムを解説。
・鉱水処理の課題として,以下を説明。
・中和処理コスト削減,およびFe³⁺の脱ヒ素用シュベルトマナイト化の効率化による中和沈殿物の減量。
・中性域に近い,中等度酸性環境で利用可能な鉄酸化菌の探索。

シソーラス用語： 鉱山排水 ,  *鉱水 ,  *生物学的水処理 ,  酸性廃水 ,  硫酸塩 ,  *鉄酸化細菌 ,  試薬 ,  炭酸カルシウム ,  硫酸塩鉱物 ,  原価低減 ,  Acidithiobacillus ferrooxidans ,  シュベルトマナイト ,  中和剤 ,  液状廃棄物 ,  *微生物 ,  *硫黄代謝細菌科 ,  減少 ,  変化

分類 (1件)： 廃水処理  (UA07132P)

引用文献 (14件)：

• 経済産業省商務流通保安グループ 鉱山・火薬類監理官付資料.平成29年度鉱山・火薬類保安関連予算案の概要.平成28年12月.
• 上村一雄,金尾忠芳.鉄酸化細菌 : その多様な鉄・硫黄代謝.生物工学会誌,92, 315-319 (2014).
• 上村一雄, 金尾忠芳.微生物を用いる湿式冶金-バイオリーチング-.生物工学会誌,95, 662-666 (2017).
• 上村一雄.微生物増殖学の現在・未来.p. 427, 地人書館 (2008).
• 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 鉱害防止支援業務グループ.坑廃水処理の原理. (2006).

タイトルに関連する用語 (4件)： 微生物 ,  酸性鉱山廃水 ,  鉱水 ,  現状