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J-GLOBAL ID：201802291475548813   整理番号：18A0574100

炭素材料の高純度化に関する研究(第2報)

著者 (3件)： 安達智彦 (滋賀県工技総セ) ,  佐々木宗生 (滋賀県工技総セ) ,  山本和弘 (滋賀県工技総セ)
資料名： 滋賀県工業技術総合センター業務報告  (滋賀県工業技術総合センター信楽窯業技術試験場業務報告)
号： 31  ページ： 138-143  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： X0895B  ISSN： 1343-8417  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池やリチウムイオンキャパシタに代表される蓄電デバイスの利用は急速に拡大しており,将来にわたり安定した供給が求められている。そのため,これらのデバイスに使用される素材を低コストで安定的に大量生産する技術の確立が急がれている。本研究では,電極材料として使用される代表的な炭素材料であるヤシ殻活性炭を対象とし,天然由来の品質のばらつきを安定化(高純度化技術)させ,大量生産に向けた技術の確立を目指した。本報告では,ヤシ殻活性炭中の不純物元素のうち塩酸洗浄では除去できなかった元素(ケイ素,アルミニウム)を,安全に低コストで洗浄・除去する方法(アルカリ洗浄)について評価を行った。その結果,ケイ素やアルミニウムは水酸化ナトリウム溶液で洗浄・除去できること,効率的な除去には高温,長時間,濃水酸化ナトリウム水溶液を要することが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *炭素電極 ,  純度 ,  *リチウムイオン電池 ,  *電力コンデンサ ,  *電極材料 ,  活性炭 ,  食品副産物 ,  除去 ,  不純物 ,  ケイ素 ,  アルミニウム ,  アルカリ洗浄 ,  水酸化ナトリウム ,  時間依存性 ,  温度依存性 ,  水溶液 ,  脱金属 ,  ICP分析 ,  パラメータ ,  パラメトリック効果 ,  撹拌 ,  超音波照射
準シソーラス用語： 高純度 ,  *リチウムイオンキャパシタ ,  ヤシ殻 ,  不純物除去 ,  脱アルミニウム ,  ICP発光分光分析 ,  パラメータ効果

分類 (4件)： 二次電池  (YB04030K) ,  静電機器  (NB10020R) ,  電解装置  (XE02030E) ,  炭素とその化合物  (YB02060D)

引用文献 (2件)：

• 小林哲彦、宮崎義憲、太田璋 編著:図解でナットク!二次電池、日刊工業新聞社(2011)
• 安達智彦ほか:滋賀県工業技術総合センター研究報告 第30号,97-103(2016)

タイトルに関連する用語 (3件)： 炭素材料 ,  高純度化 ,  研究