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J-GLOBAL ID:201802297086529548   整理番号:18A0112051

腐食の電気化学測定法の基礎-定電流法-

Fundamental Electrochemical Methods for Corrosion-Galvanostatic Method-
著者 (1件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 17-21  発行年: 2018年01月15日 
JST資料番号: F0006A  ISSN: 0917-0480  CODEN: ZAKAEP  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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定電流電解の一種にカソード還元法と呼ばれる電気化学測定法がある。銅の酸化物および硫化物皮膜厚さを測定するためにカソード還元法を適用した。市販の酸化銅,亜酸化銅,硫化銅の粉末試薬を-1mA/cm2の定電流でカソード還元すると,電位-時間曲線に電位が一定となるプラトーが現れた。酸化銅,亜酸化銅,硫化銅のプラトー電位はそれぞれ-0.7,-0.8,-1.15Vであった。1000ppm NaClおよび1000ppm Na2S溶液に浸漬した銅板上に形成された皮膜をカソード還元法により定性・定量分析した。カソード還元曲線から,NaCl溶液中で形成された皮膜の主成分は亜酸化銅であり,Na2S溶液中で形成された皮膜の主成分は硫化銅であることが判明した。断面観察から求めた皮膜厚さとカソード還元から求めた皮膜厚さは比較的よく一致した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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腐食基礎理論,腐食試験 
引用文献 (19件):
  • 1)日本材料学会 腐食防食部門委員会編,実験で学ぶ腐食防食の理論と応用,晃洋書房,p.301(1999).
  • 2)電気化学会編,電気化学測定マニュアル 基礎編,丸善,p.115(2002).
  • 3)Donald T. Sawyer, Andrzej Sobkowiak, Julian L. Roberts, Jr. 著,藤島昭/立間徹共訳,電気化学測定法の基礎 Electrochemistry for chemists, 2nd Ed.,丸善,p.98(2003).
  • 4)M. Sakai and A. Yamashita, J. Surf. Finish. Soc. Jpn., 61, p.285 (2010).
  • 5)H. A. Miley, J. Am. Chem. Soc., 59, p.2626 (1937).
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