特許
J-GLOBAL ID:201803001650598174

細胞内へのボツリヌス神経毒素の特異的取り込みを強化するための方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人平木国際特許事務所
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-546070
公開番号(公開出願番号):特表2018-506985
出願日: 2016年03月03日
公開日(公表日): 2018年03月15日
要約:
本発明は、細胞内への神経毒素ポリペプチドの特異的取り込みを強化するための方法であって、神経毒素中毒を受けやすい細胞を、神経毒素ポリペプチドとともに、神経毒素ポリペプチドがその生物学的活性を発揮することを可能にする時間及び条件下でインキュベートすることを含み、インキュベーションが、(i)細胞のK+媒介型脱分極工程、(ii)短縮された神経毒素ポリペプチド曝露時間の工程及び/又は(iii)神経毒素ポリペプチド曝露中の細胞の撹拌工程のうちの少なくとも1つを含み、それによって細胞内への神経毒素ポリペプチドの特異的取り込みを強化する、方法を提供する。加えて、本発明は、細胞における神経毒素ポリペプチドの生物学的活性を直接決定するための方法であって、a)神経毒素中毒を受けやすい細胞を、神経毒素ポリペプチドとともに、神経毒素ポリペプチドがその生物学的活性を発揮することを可能にする時間及び条件下でインキュベートすることであって、インキュベーションが、(i)細胞のK+媒介型脱分極工程、(ii)短縮された神経毒素ポリペプチド曝露時間の工程及び/又は(iii)神経毒素ポリペプチド曝露中の細胞の撹拌工程のうちの少なくとも1つを含むことと、b)細胞を固定し、任意選択で、界面活性剤を用いて細胞を透過性にすることと、c)細胞を、未切断基質及び神経毒素により切断された基質に特異的に結合する少なくとも1つの第1の捕捉抗体並びに神経毒素により切断された基質の切断部位に特異的に結合する少なくとも1つの第2の捕捉抗体と、捕捉抗体と基質との結合を可能にする条件下で接触させることと、d)細胞を、第1の捕捉抗体に特異的に結合する少なくとも1つの第1の検出抗体と、第1の検出抗体と第1の捕捉抗体との結合を可能にする条件下で接触させ、それによって第1の検出複合体を形成すること、及び第2の捕捉抗体に特異的に結合する少なくとも1つの第2の検出抗体と、第2の検出抗体と第2の捕捉抗体との結合を可能にする条件下で接触させ、それによって第2の検出複合体を形成することと、e)工程d)の第1及び第2の検出複合体の量を決定することと、f)細胞中の神経毒素ポリペプチドによって切断された基質の量を、第2の検出複合体を用いて計算し、それによって、細胞における神経毒素ポリペプチドの生物学的活性を決定することと、を含む、方法に関する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
細胞内への神経毒素ポリペプチドの特異的取り込みを強化するための方法であって、 神経毒素中毒を受けやすい細胞を、神経毒素ポリペプチドとともに、前記神経毒素ポリペプチドがその生物学的活性を発揮することを可能にする時間及び条件下でインキュベートすることを含み、前記インキュベーションが、(i)前記細胞のK+媒介型脱分極工程、(ii)短縮された神経毒素ポリペプチド曝露時間の工程及び/又は(iii)神経毒素ポリペプチド曝露中の前記細胞の撹拌工程のうちの少なくとも2つを含み、それによって前記細胞内への前記神経毒素ポリペプチドの前記特異的取り込みを強化する、方法。
IPC (4件):
C12N 5/079 ,  C12Q 1/04 ,  C07K 14/33 ,  C12N 15/09
FI (6件):
C12N5/079 ,  C12N5/0793 ,  C12N5/0797 ,  C12Q1/04 ,  C07K14/33 ,  C12N15/00 A
Fターム (20件):
4B063QA01 ,  4B063QA18 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ52 ,  4B063QR48 ,  4B063QR77 ,  4B065AA90X ,  4B065AC20 ,  4B065BA30 ,  4B065BB19 ,  4B065BD39 ,  4B065CA44 ,  4H045AA10 ,  4H045AA11 ,  4H045AA30 ,  4H045CA11 ,  4H045DA83 ,  4H045EA20 ,  4H045FA74
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (4件)
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