特許
J-GLOBAL ID:201803002808306202

鋼材部品の熱処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): とこしえ特許業務法人
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-180251
公開番号(公開出願番号):特開2018-044211
出願日: 2016年09月15日
公開日(公表日): 2018年03月22日
要約:
【課題】鋼材部品の全体を一様に熱処理する場合でも、自己熱焼戻し時の温度差を小さくできる鋼材部品の熱処理方法を提供する。【解決手段】熱容量が相対的に小さい第1部分121,122と相対的に大きい第2部分125とを有する鋼材部品12の全体を、そのA3変態点以上の温度に加熱する工程と、第1部分の温度が、鋼材部品のMs点より所定温度ΔT1だけ高い第1温度に下降するまで鋼材部品の全体を冷却する工程と、鋼材部品の全体の冷却を停止し、第1部分の温度と第2部分の温度との温度差が所定値以下になるまで保持する工程と、第1部分の温度及び第2部分の温度がMs点以下に下降し、第2部分の温度が目標焼戻し温度より所定温度ΔT2だけ高い第2温度に達するまで、鋼材部品の全体を冷却する工程と、鋼材部品の全体の冷却を停止し、第1部分の温度と第2部分の温度とが、目標焼戻し温度を維持した状態で目標焼戻し時間が経過するまで保持する工程とを備える。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
熱容量が相対的に小さい第1部分と相対的に大きい第2部分とを有する鋼材部品の全体を、そのA3変態点以上の温度に加熱する工程と、 前記第1部分の温度が、鋼材部品のMs点より所定温度だけ高い第1温度に下降するまで前記鋼材部品の全体を冷却する工程と、 前記鋼材部品の全体の冷却を停止し、前記第1部分の温度と前記第2部分の温度との温度差が所定値以下になるまで保持する工程と、 前記第1部分の温度及び前記第2部分の温度が前記Ms点以下に下降し、前記第2部分の温度が目標焼戻し温度より所定温度だけ高い第2温度に達するまで、前記鋼材部品の全体を冷却する工程と、 前記鋼材部品の全体の冷却を停止し、前記第1部分の温度と前記第2部分の温度とが、前記目標焼戻し温度を維持した状態で目標焼戻し時間が経過するまで保持する工程と、を備える鋼材部品の熱処理方法。
IPC (2件):
C21D 1/22 ,  C21D 9/00
FI (2件):
C21D1/22 ,  C21D9/00 A
Fターム (9件):
4K042AA25 ,  4K042BA02 ,  4K042BA03 ,  4K042BA10 ,  4K042CA15 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DC02 ,  4K042DC03
引用特許:
審査官引用 (2件)

前のページに戻る