特許
J-GLOBAL ID:200903057044937180

歯車部材の熱処理方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-027425
公開番号(公開出願番号):特開2007-204834
出願日: 2006年02月03日
公開日(公表日): 2007年08月16日
要約:
【課題】 焼入れ時に歯車部材に加えた入熱の一部を利用して自己焼戻し処理を行い、省エネルギ化を図り、設備の簡素化等を実現できるようにする。【解決手段】 内輪11の各歯部11Bを、熱処理装置21の高周波誘導子24と全周にわたって対向するように配置する。この状態で高周波誘導子24に外部から高周波電流を給電し、内輪11の各歯部11Bを設定温度まで一括して加熱する。その後は高周波誘導子24を停止した状態で通路部材26側から冷却水を供給することにより、高温状態の各歯部11Bを所定の冷却温度まで一括して冷却する。そして、各歯部11Bが所定の冷却温度に達したときに冷却水の供給を即座に停止することにより、内輪11のリング体11A側に残熱を確保し、このときの残熱を利用して内輪11の各歯部11Bを自己焼戻しする。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
複数の歯部を有する歯車部材を機械加工によって成形した後に、前記各歯部に対して焼入れ、焼戻しを行う歯車部材の熱処理方法であって、 前記歯車部材の各歯部を焼入れするため予め決められた設定温度まで前記各歯部を一括して加熱する加熱工程と、 前記設定温度まで加熱された歯車部材の各歯部を外部から冷却媒体により急速に冷却する冷却工程と、 前記各歯部が所定の冷却温度に達し前記歯車部材の母材側に残熱がある段階で前記冷却媒体による冷却を停止し、前記母材側の残熱を利用して各歯部に対する焼戻しを行う自己焼戻し工程とからなる歯車部材の熱処理方法。
IPC (3件):
C21D 9/32 ,  C21D 1/10 ,  C21D 1/18
FI (5件):
C21D9/32 A ,  C21D9/32 B ,  C21D1/10 A ,  C21D1/18 P ,  C21D1/10 J
Fターム (10件):
4K042AA18 ,  4K042BA02 ,  4K042BA03 ,  4K042BA13 ,  4K042CA01 ,  4K042DA01 ,  4K042DA02 ,  4K042DB01 ,  4K042DC02 ,  4K042DD02
引用特許:
出願人引用 (2件)

前のページに戻る