特許
J-GLOBAL ID:201803003508311650

エネルギー回収装置、およびエネルギー回収方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 小谷 悦司 ,  小谷 昌崇 ,  行武 孝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-155216
公開番号(公開出願番号):特開2018-141552
出願日: 2017年08月10日
公開日(公表日): 2018年09月13日
要約:
【課題】流体室から吐出される作動流体のエネルギーを回収するエネルギー回収装置において、流路内における作動流体の流量変動に起因するエネルギー回収率の低下を抑止することが可能なエネルギー回収装置、およびエネルギー回収方法を提供する。【解決手段】エネルギー回収装置1は、慣性流体室21と、低圧源LPと、高圧源HPと、低圧側開閉器3Lと、高圧側開閉器3Hと、低圧側分岐路31および高圧側分岐路32と、制御部5と、を備える。制御部5は、ピストン側室203の容積の縮小に応じて、慣性流体室21の連通先を低圧源LPと高圧源HPとの間で交互に切り替え、作動油が低圧源LPに向かって流動する際に慣性流体室21に発生した慣性力によって作動油を高圧源HPに流入させる。制御部5は、開閉器の切替周波数を作動油の流路のN次(Nは自然数)の反共振周波数の近傍の周波数に設定する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
作動流体のエネルギーを回収するエネルギー回収装置であって、 前記作動流体が封入される流体室であって、前記流体室の容積が可変とされている流体室と、 前記流体室に連通する第1内部空間を備え、前記流体室の容積の縮小に伴って前記流体室から吐出された前記作動流体を受け入れる慣性流体容器と、 前記流体室よりも低圧に設定され前記慣性流体容器の前記第1内部空間に連通する第2内部空間を備え、前記慣性流体容器から流出した前記作動流体を受け入れる低圧側容器と、 前記低圧側容器の前記第2内部空間よりも高圧に設定され前記慣性流体容器の前記第1内部空間に連通する第3内部空間を備え、前記慣性流体容器から流出した前記作動流体を受け入れる高圧側容器と、 前記慣性流体容器と前記低圧側容器との間での前記作動流体の流通を許容する低圧側開口部を形成し、前記低圧側開口部を開閉するように作動する低圧側開閉器と、 前記高圧側容器と前記慣性流体容器との間での前記作動流体の流通を許容する高圧側開口部を形成し、前記高圧側開口部を開閉するように作動する高圧側開閉器と、 前記慣性流体容器から前記低圧側開閉器および前記高圧側開閉器に至るまで配設され、前記作動流体を導く開閉器流路と、 前記流体室の容積の縮小に応じて、前記慣性流体容器の連通先を前記低圧側容器と前記高圧側容器との間で交互に切り替えるように前記高圧側開閉器および前記低圧側開閉器の開閉動作を制御することで、前記作動流体が前記低圧側容器に向かって流動する際に前記慣性流体容器の前記第1内部空間に発生した慣性力によって前記作動流体を前記高圧側容器に流入させる開閉器制御部と、 を備え、 前記開閉器制御部は、前記慣性流体容器の連通先を前記低圧側容器と前記高圧側容器との間で切り替える切替周波数を、少なくとも前記慣性流体容器および前記開閉器流路を含む前記作動流体の流路のN次(Nは自然数)の反共振周波数の近傍の周波数に設定する、エネルギー回収装置。
IPC (1件):
F15B 21/14
FI (1件):
F15B21/14 A
Fターム (5件):
3H089BB04 ,  3H089CC01 ,  3H089DA18 ,  3H089EE36 ,  3H089GG02

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