特許
J-GLOBAL ID:201803004832329267

非侵襲性の出生前診断のために有用な、母体サンプル由来の胎児核酸のメチル化に基づく濃縮のためのプロセスおよび組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): 山本 秀策 ,  森下 夏樹 ,  飯田 貴敏 ,  石川 大輔 ,  山本 健策
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-017348
公開番号(公開出願番号):特開2018-064594
出願日: 2018年02月02日
公開日(公表日): 2018年04月26日
要約:
【課題】非侵襲性の出生前診断のために有用な、母体サンプル由来の胎児核酸のメチル化に基づく濃縮のためのプロセスおよび組成物の提供。【解決手段】母体とその胎児との間で差次的にメチル化されたゲノム領域を利用して、母体サンプルから胎児核酸を分離するか、単離するか、または濃縮する組成物およびプロセスが提供される。本明細書中に記載される組成物およびプロセスは、染色体異数性(chromosomal aneuplodies)の検出を含む非侵襲性の出生前診断に有用である。本技術は、とりわけ、胎児の遺伝形質の非侵襲的検出に有用なヒト後成的バイオマーカーを提供し、その遺伝形質としては、胎児核酸の存在または非存在、胎児核酸の絶対量または相対量、胎児の性別、および異数性などの胎児の染色体異常が挙げられるがこれらに限定されない。【選択図】なし
請求項(抜粋):
母体サンプル由来の胎児核酸を用いて胎児の異数性の有無を判定するための方法であって、 a)妊婦からのサンプル中に存在する核酸を、非メチル化核酸を特異的に消化するメチル化感受性制限酵素と接触させ、それにより該胎児核酸を濃縮する工程であって、該サンプルは、差次的にメチル化された胎児核酸と母体核酸とを含み、該胎児核酸と該母体核酸の組み合わせが、該サンプル中の総核酸を構成する、工程と; b)配列番号1〜59から選択される複数の遺伝子座において胎児核酸の量を分析することによって、標的染色体由来の胎児核酸の量を測定する工程と; c)参照染色体由来の胎児核酸の量を測定する工程と; d)(b)における胎児核酸の量を、(c)における該参照染色体由来の胎児DNAの量と比較する工程であって、標的胎児DNAの量と参照胎児DNAの量の間の生物学的または統計学的に有意な差は、胎児の異数性の存在を示す、工程と を包含する、方法。
IPC (1件):
C12Q 1/68
FI (1件):
C12Q1/68 Z
Fターム (9件):
4B050CC07 ,  4B050DD11 ,  4B050LL03 ,  4B063QA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ03 ,  4B063QQ08 ,  4B063QS32 ,  4B063QX02
引用特許:
出願人引用 (6件)
全件表示
審査官引用 (6件)
全件表示
引用文献:
出願人引用 (1件)
  • Reproductive BioMedicine Online, Vol. 15, No. 2(2007), p. 227-235
審査官引用 (1件)
  • Reproductive BioMedicine Online, Vol. 15, No. 2(2007), p. 227-235

前のページに戻る