特許
J-GLOBAL ID:201803008279400263

質量分析データ処理装置、質量分析装置、質量分析データ処理方法、及び質量分析データ処理用プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-124083
公開番号(公開出願番号):特開2017-227542
出願日: 2016年06月23日
公開日(公表日): 2017年12月28日
要約:
【課題】ピーク検出のためのノイズレベルの設定の影響を受けない正確な差異解析を行うことができる質量分析データ処理装置を提供する。【解決手段】ピークマトリクス作成部23は複数のグループに属する多数のサンプルのマススペクトル上で検出されたピークの情報から行方向にサンプル情報、列方向にm/z値をとったピークマトリクスを作成する。マトリクスレベル分け部24はピークマトリクスの各行を、その行中の最大ピーク強度値に基づいて複数段階の強度値レベルのいずれかに分類する。差異解析不適レベル判定部25は、各行でグループ間の差異解析におけるp値を計算し強度値レベル毎にp値の値の度数分布を調べ、マトリクス行フィルタリング部26は度数分布の一様性が高いレベルに含まれる行をマトリクスから削除する。このマトリクスに対して多重比較検定によるグループ間の差異解析を行う。【選択図】図1
請求項(抜粋):
複数のグループのいずれかに属する複数のサンプルに対し質量分析を行うことで得られたマススペクトルデータに基づいてグループ間の差異解析を行うために、該複数のサンプルに対するマススペクトルデータを処理する質量分析データ処理装置であって、 a)与えられた複数のサンプルに対するマススペクトルからそれぞれピークを検出し、そのピークの質量電荷比値を行方向に、サンプルを識別する情報を列方向に割り当て、ピーク強度値を要素として配置したピークマトリクスを作成するピークマトリクス作成部と、 b)前記ピークマトリクスにおいて、行毎にそれぞれ、一つの行に含まれる代表的な一つのピーク強度値又は複数のピーク強度値に基づいて算出された代表値を利用してその行を複数段階の強度値レベルに分類するレベル分け部と、 c)前記ピークマトリクスの行毎に、その行に含まれるピーク強度値に基づいてグループ間に有意差があるか否かを判断するための指標値を算出し、同じ強度値レベルに分類された複数の行に対応する前記指標値の度数分布に基づいて、前記複数段階の強度値レベルの中でグループ間の差異解析が不可能である又は困難である解析不適レベルを識別するレベル識別部と、 d)前記ピークマトリクスから前記解析不適レベルに属する行を削除したフィルタリング済みピークマトリクスを取得するマトリクス修正部と、 を備え、前記フィルタリング済みピークマトリクスをグループ間の差異解析に供するようにしたことを特徴とする質量分析データ処理装置。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (1件):
G01N27/62 D
Fターム (2件):
2G041CA01 ,  2G041LA12
引用特許:
出願人引用 (3件)

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