特許
J-GLOBAL ID:201403092725535853

クロマトグラフ質量分析データ処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人京都国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2013-078428
公開番号(公開出願番号):特開2014-202582
出願日: 2013年04月04日
公開日(公表日): 2014年10月27日
要約:
【課題】MALDIイオン源を用いた質量分析装置のようにピーク強度の再現性が低いマススペクトルしか得られない場合でも、複数の試料に対するTICを用いた保持時間のずれの補正を精度よく行う。【解決手段】マススペクトル毎に、一つのマススペクトル内での信号強度値のばらつきの程度を、異なるマススペクトル間で等しくするような第1のスケーリングと、マススペクトル毎の信号強度値の相対的なばらつきに応じた重み付けを行う第2のスケーリングと、を組み合わせた可変スケーリングを実行し(S3)、スケーリング後の信号強度値を加算して一つの測定時点に対する全信号強度値を求める(S4)。そうして得られた複数の全信号強度値からTICを作成し(S6)、このTICを用いてRTアライメントを実行する(S8)。これにより、TIC波形の類似性が高まり、RTアライメントを適切に行うことができる。【選択図】図2
請求項(抜粋):
クロマトグラフ質量分析装置により収集されたデータを処理するデータ処理装置であって、複数の試料に対してそれぞれ得られたデータから求まる複数のクロマトグラムの保持時間のずれを補正するためのアライメント処理を行うデータ処理装置において、 a)全測定時間範囲内又は一部の測定時間範囲内の各測定時点毎に、当該測定時点に得られたデータに基づいて作成されるマススペクトルの信号強度をスケーリングするマススペクトルスケーリング処理部と、 b)前記マススペクトル毎に、前記マススペクトルスケーリング処理部によりスケーリングされた後の信号強度値を加算した全信号強度値を計算する全信号強度値算出部と、 c)複数の試料のそれぞれについて、前記全信号強度値算出部により算出された複数の全信号強度値からトータルイオンクロマトグラムを作成するクロマトグラム作成部と、 d)前記クロマトグラム作成部により作成された複数のクロマトグラムを用いてアライメント処理を実行するアライメント実行部と、 を備えることを特徴とするクロマトグラフ質量分析データ処理装置。
IPC (1件):
G01N 27/62
FI (1件):
G01N27/62 D
Fターム (3件):
2G041CA01 ,  2G041HA01 ,  2G041LA01
引用特許:
審査官引用 (3件)

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