特許
J-GLOBAL ID:201803009153975291

表示装置、及び表示装置の光学フィルムの選定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 大谷 保 ,  平澤 賢一 ,  中谷 将之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-132079
公開番号(公開出願番号):特開2018-004970
出願日: 2016年07月01日
公開日(公表日): 2018年01月11日
要約:
【課題】偏光サングラスを通して観察した際に、正面方向から斜め方向の幅広い範囲において色の再現性を良好にし得る表示装置を提供する。【解決手段】表示素子の光出射面側の面上に、偏光子a及び光学フィルムXを有し、光学フィルムXに表示素子側から入射する光であるL1が特定の条件を満たし、表示装置の光出射面側から、光学フィルムXの垂直方向から遅相軸方向側に40度傾いた方向に出光する光であって、前記偏光子aの吸収軸と平行な吸収軸を有する偏光子bを通過した光であるL2Aが特定の条件を満たす表示装置。【選択図】図8
請求項(抜粋):
表示素子の光出射面側の面上に、偏光子a及び光学フィルムXを有し、下記条件1-1を満たすとともに、下記条件2-1A及び条件2-1Bの何れかを満たす表示装置。 <条件1-1> 前記光学フィルムXに表示素子側から任意の入射角度で入射する光であって、前記光学フィルムXに入射した後、前記表示装置の垂直方向から40度傾いた方向に出光する条件を満たす、前記光学フィルムXへの入射光をL1とする。 前記L1の強度を1nmごとに測定する。青の波長域を400nm以上500nm未満、緑の波長域を500nm以上600nm未満、赤の波長域を600nm以上780nm以下とする。前記L1の強度を1nmごとに測定し、前記L1の青の波長域の最大強度をBmax、前記L1の緑の波長域の最大強度をGmax、前記L1の赤の波長域の最大強度をRmaxとする。 前記Bmaxを示す波長をL1λB、前記Gmaxを示す波長をL1λG、前記Rmaxを示す波長をL1λRとする。 前記Bmaxの1/2以下の強度を示す波長であってL1λBのプラス方向側に位置する最小波長を+αB、前記Gmaxの1/2以下の強度を示す波長であってL1λGのマイナス方向側に位置する最大波長を-αG、前記Gmaxの1/2以下の強度を示す波長であってL1λGのプラス方向側に位置する最小波長を+αG、前記Rmaxの1/2以下の強度を示す波長であってL1λRのマイナス方向側に位置する最大波長を-αRとする。 L1λB、L1λG、L1λR、+αB、-αG、+αG及び-αRが、以下(1)〜(4)の関係を満たす。 +αB<L1λG (1) L1λB<-αG (2) +αG<L1λR (3) L1λG<-αR (4) <条件2-1A> 前記光学フィルムXの面内において屈折率が最も大きい方向である遅相軸方向の屈折率をnx、前記光学フィルムXの面内において前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率をny、前記光学フィルムXの厚さ方向の屈折率をnzとした際に、nx>ny≧nzの関係である。 前記表示装置の光出射面側から、前記光学フィルムXの垂直方向から前記遅相軸方向側に40度傾いた方向に出光する光であって、前記偏光子aの吸収軸と平行な吸収軸を有する偏光子bを通過した光をL2Aとする。前記L2Aの強度を1nmごとに測定する。前記L2Aの分光スペクトルの傾きが負から正に変化する波長をL2Aボトム波長、前記L2Aの分光スペクトルの傾きが正から負に切り替わる波長をL2Aピーク波長とする。 前記Rmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λRのマイナス方向側に位置する最大波長を-βR、前記Rmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λRのプラス方向側に位置する最小波長を+βR、前記Gmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λGのマイナス方向側に位置する最大波長を-βG、前記Rmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λGのプラス方向側に位置する最小波長を+βG、前記Bmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λBのマイナス方向側に位置する最大波長を-βB、前記Rmaxの1/3以下の強度を示す波長であってL1λBのプラス方向側に位置する最小波長を+βBとする。 -βR以上+βR以下の波長域であって、かつ600nm以上780nm以下の波長域をRβ、-βG以上+βG以下の波長域であって、かつ500nm以上600nm未満の波長域をGβ、-βB以上+βB以下の波長域であって、かつ400nm以上500nm未満の波長域をBβとする。 前記Rβ、前記Gβ、及び前記Bβのそれぞれの波長域に、前記L2Aボトム波長及び前記L2Aピーク波長をそれぞれ一以上有する。 <条件2-1B> 前記nx、前記ny、及び前記nzが、nz≧nx>nyの関係である。 前記表示装置の光出射面側から、前記光学フィルムXの垂直方向から前記進相軸方向側に40度傾いた方向に出光する光であって、前記偏光子aの吸収軸と平行な吸収軸を有する偏光子bを通過した光をL2Bとする。前記L2Bの強度を1nmごとに測定する。前記L2Bの分光スペクトルの傾きが負から正に変化する波長をL2Bボトム波長、前記L2Bの分光スペクトルの傾きが正から負に切り替わる波長をL2Bピーク波長とする。 前記Rβ、前記Gβ、及び前記Bβのそれぞれの波長域に、前記L2Bボトム波長及び前記L2Bピーク波長をそれぞれ一以上有する。
IPC (6件):
G02B 5/30 ,  G09F 9/00 ,  H01L 51/50 ,  H05B 33/14 ,  H05B 33/02 ,  G02F 1/133
FI (6件):
G02B5/30 ,  G09F9/00 313 ,  H05B33/14 A ,  H05B33/14 Z ,  H05B33/02 ,  G02F1/13363
Fターム (37件):
2H149AA02 ,  2H149AA18 ,  2H149AB05 ,  2H149AB06 ,  2H149DA02 ,  2H149DA12 ,  2H149EA02 ,  2H149FA12Y ,  2H291FA22X ,  2H291FA30X ,  2H291FA85Z ,  2H291FD12 ,  2H291KA10 ,  2H291LA23 ,  2H291LA25 ,  2H291PA24 ,  2H291PA26 ,  2H291PA52 ,  2H291PA53 ,  2H291PA59 ,  3K107AA01 ,  3K107AA05 ,  3K107BB01 ,  3K107CC06 ,  3K107CC32 ,  3K107CC37 ,  3K107EE26 ,  3K107FF06 ,  3K107FF12 ,  3K107FF13 ,  5G435AA04 ,  5G435BB05 ,  5G435BB12 ,  5G435FF02 ,  5G435FF05 ,  5G435GG12 ,  5G435HH02
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2014-099880   出願人:富士フイルム株式会社
  • 液晶表示装置の視認性改善方法、及びそれを用いた液晶表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2009-259054   出願人:学校法人慶應義塾, 東洋紡績株式会社
  • 画像表示装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2014-002171   出願人:富士フイルム株式会社
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