特許
J-GLOBAL ID:201803016697615058
マイクロ流路内を流れるエマルションの分散相のサイズを計測するシステム
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
特許業務法人みのり特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2017-065273
公開番号(公開出願番号):特開2018-169224
出願日: 2017年03月29日
公開日(公表日): 2018年11月01日
要約:
【課題】マイクロ流体チップによって製造された液滴の粒径解析が簡単かつ迅速に行えるようにする。【解決手段】動画データの入力部1、テンプレート画像格納部2、動画データを前処理する前処理部3、動画データの各フレームに対する検出エリアとエッジ検出用検出線分を設定する検出エリア設定部4及びテンプレート画像を用いて検出エリア内でパターンマッチングを行う判定部5を備える。検出エリア内に新たな分散相が検出される度に分散相を計数する分散相計数部6と、検出エリア内に新たな分散相が検出される度に関係する1つのフレームに対しエッジ検出を行い、分散相長さを測定する分散相長さ計測部7と、分散相長さの測定値とマイクロ流路の断面積値に基づき分散相を球状とみなした場合の粒径を算出する粒径算出部8と、分散相の粒径の総和を分散相計数部の計数値で除算し、分散相の平均粒径を算出する平均粒径算出部9を備える。【選択図】図1
請求項(抜粋):
マイクロ流路内を流れるエマルションが撮影された動画データに基づいて、前記エマルションの分散相のサイズを計測するシステムであって、
前記動画データ、および前記マイクロ流路の断面積値の入力を受ける入力部と、
予め登録された前記分散相の参照画像が格納された参照画像格納部と、
前記入力部に入力された前記動画データのキャリブレーションを行うとともに、前記動画データがカラー画像データである場合は、前記動画データをグレースケール変換してモノクロ画像データにする前処理部と、
前記前処理部で得られた前記動画データの各フレームに対して固定した矩形状の検出エリアを設定し、前記検出エリア内にはエッジ検出のための検出線分を設定する検出エリア設定部と、を備え、
前記検出エリアは前記マイクロ流路の直線状部分の一定長をカバーし、かつ前記検出エリアの長辺が前記マイクロ流路に平行となるように配置され、前記検出線分は前記マイクロ流路の中心軸に一致するように配置され、前記検出エリアの長辺が同一フレーム内の異なる2つの前記分散相が同時に前記検出エリア内に位置し得ないような長さに設定されており、さらに、
前記参照画像を用いて、前記前処理部で得られた前記動画データの各フレームに対しフレーム番号順に前記検出エリア内においてパターンマッチングを行い、前記検出エリア内に前記参照画像に一致する画像が存在する前記フレームを分散相検出フレームとする一方、前記検出エリア内に前記参照画像に一致する画像が存在しない前記フレームを分散相不検出フレームとする判定部と、
前記判定部において前記分散相不検出フレームの次に前記分散相検出フレームが出現した後別の前記分散相不検出フレームが出現するたびに、その都度、当該分散相不検出フレームおよび当該別の分散相不検出フレーム間に位置する前記分散相検出フレームのうちの1つに対し前記エッジ検出を行って、関係する前記分散相の前後端縁間の距離を測定する分散相長さ計測部と、
前記分散相長さ計測部による測定値と、前記入力部に入力された前記マイクロ流路の断面積値とに基づき、関係する前記分散相のサイズを算出して出力する分散相サイズ算出部と、を備えたものであることを特徴とするシステム。
IPC (3件):
G01B 11/04
, G01B 11/10
, G06T 7/00
FI (3件):
G01B11/04 H
, G01B11/10 H
, G06T7/00 300D
Fターム (16件):
2F065AA22
, 2F065AA26
, 2F065BB15
, 2F065FF04
, 2F065JJ03
, 2F065JJ26
, 2F065QQ25
, 2F065QQ28
, 2F065QQ31
, 2F065QQ38
, 2F065RR07
, 5L096AA02
, 5L096EA35
, 5L096FA59
, 5L096FA66
, 5L096JA09
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