特許
J-GLOBAL ID:201803020046332250
熱拡散率の解析方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
中前 富士男
, 清井 洋平
, 来田 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-221292
公開番号(公開出願番号):特開2018-080922
出願日: 2016年11月14日
公開日(公表日): 2018年05月24日
要約:
【課題】透熱性材料に成膜した不透明材料や高融点金属等の不透明化膜の消失過程での熱拡散率の解析に適した熱拡散率の解析方法を提供する。【解決手段】透熱性材料からなる測定試料11の表面と裏面にそれぞれ不透明化膜16、17を形成して透熱性材料の熱拡散率を解析する方法であり、レーザ光の照射時間の経過と共に得られる測定試料11の裏面側の温度データを用いて、測定試料11の放射損失が無いことを条件とする近似熱拡散率αを求め、照射時間の経過と共に低下し安定状態となる近似熱拡散率αを熱拡散率最小値αminとするA工程と、B工程で熱拡散率最小値αminから求めたハーフタイムt1/2と、C工程で求めた減衰時定数τを用いて、放射損失補正係数krhlを求めるD工程と、熱拡散率最小値αminに放射損失補正係数krhlを乗じて透熱性材料の熱拡散率を求めるE工程とを有する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
透熱性材料からなる測定試料の表面と裏面にそれぞれ不透明化膜を形成し、前記測定試料の表面側からレーザ光を照射することで得られる前記測定試料の裏面側の温度データを用いて、前記透熱性材料の熱拡散率を解析する方法において、
レーザ光の照射時間の経過と共に得られる前記温度データを用いて、前記測定試料の放射損失が無いことを条件とした近似熱拡散率αを求め、レーザ光の照射時間の経過と共に低下し安定状態となる前記近似熱拡散率αを熱拡散率最小値αminとするA工程と、
前記熱拡散率最小値αminから、前記測定試料の裏面側が最高温度の半分の温度まで上昇するために要するハーフタイムt1/2を求めるB工程と、
前記温度データの減衰領域における減衰時定数τを求めるC工程と、
前記B工程で求めた前記ハーフタイムt1/2と、前記C工程で求めた前記減衰時定数τを用いて、放射損失補正係数krhlを求めるD工程と、
前記A工程で求めた前記熱拡散率最小値αminに、前記D工程で求めた前記放射損失補正係数krhlを乗じて、前記透熱性材料の熱拡散率を求めるE工程とを有することを特徴とする熱拡散率の解析方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (12件):
2G040AB09
, 2G040BA02
, 2G040BA08
, 2G040BA26
, 2G040CA02
, 2G040DA03
, 2G040DA05
, 2G040DA13
, 2G040EA06
, 2G040EB02
, 2G040EC02
, 2G040HA16
引用特許:
引用文献:
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