特許
J-GLOBAL ID:201803020812905402

適応型の滑走防止制御のための装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件): アインゼル・フェリックス=ラインハルト ,  森田 拓 ,  前川 純一 ,  二宮 浩康 ,  上島 類
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-517420
公開番号(公開出願番号):特表2018-529578
出願日: 2016年09月27日
公開日(公表日): 2018年10月11日
要約:
本発明は、鉄道車両のブレーキシステム(56,60)を適応制御するための装置(51)および方法において、前記ブレーキシステム(56,60)を、所定の第1のすべりパラメータ領域および第2のすべりパラメータ領域に従って制御し、前記第1のすべりパラメータ領域は、比較的高い許容すべり領域を有する巨視すべり領域であり、前記第2のすべりパラメータ領域は、比較的低い許容すべり領域を有する微小すべり領域であり、前記微小すべり領域において最大限に利用可能な制動力と、現在のすべり領域において達成される前記ブレーキシステム(56,60)の平均制動力とを特定する、装置(51)および方法に関する。前記巨視すべり領域における特定された前記平均制動力と、前記微小すべり領域において最大限に利用可能な制動力との比較が、すべり作用が不十分であること示した場合に、前記巨視すべり領域から前記微小すべり領域への移行が引き起こされる。これに代えて、前記巨視すべり領域における特定された前記平均制動力と、前記微小すべり領域において最大限に利用可能な制動力との比較が、すべり作用が十分であることを示した場合に、前記微小すべり領域から前記巨視すべり領域への移行が引き起こされるようにしてもよい。
請求項(抜粋):
滑走防止機能を用いて鉄道車両のブレーキシステム(56,60)を適応制御するための装置(51)において、 前記滑走防止機能は、所定の第1のすべりパラメータ領域および第2のすべりパラメータ領域に従って前記ブレーキシステム(56,60)を制御することによって、車輪とレールとの接触部における不利な粘着条件化での前記鉄道車両の車輪(52)のロックを防止し、 前記第1のすべりパラメータ領域は、比較的高い許容すべり領域を有する巨視すべり領域であり、前記第2のすべりパラメータ領域は、比較的低い許容すべり領域を有する微小すべり領域であり、 前記装置(51)は、 ・前記微小すべり領域において最大限に利用可能な制動力を特定するための最大力特定手段(302)と、 ・現在のすべり領域において達成される前記ブレーキシステム(56,60)の平均制動力を特定するための制動力特定手段(303,304)と、 ・前記巨視すべり領域における特定された前記平均制動力と、前記微小すべり領域において最大限に利用可能な制動力とを比較するための比較手段(306)と、 ・前記巨視すべり領域または前記微小すべり領域を設定するためのすべり領域設定手段(301,307)と を含み、 ・前記装置は、 前記比較手段(306)の比較結果が、前記巨視すべり領域におけるすべり作用が不十分であることを示したことに応答して、前記巨視すべり領域から前記微小すべり領域への移行を引き起こすように、前記すべり領域設定手段(301,307)を制御するか、 または 前記比較手段(314)の比較結果が、前記巨視すべり領域におけるすべり作用が十分であること示したことに応答して、前記微小すべり領域から前記巨視すべり領域への移行を引き起こすように、前記すべり領域設定手段(301,307)を制御する ように構成されている、 装置(51)。
IPC (1件):
B60T 8/176
FI (1件):
B60T8/1761
Fターム (12件):
3D246AA17 ,  3D246DA01 ,  3D246GB01 ,  3D246HA42A ,  3D246HA48A ,  3D246HA64A ,  3D246HA72B ,  3D246HA86A ,  3D246JA15 ,  3D246JB06 ,  3D246JB33 ,  3D246JB43
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 電気車の制御装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2012-051134   出願人:株式会社日立製作所
  • ロック防止調整方法および装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2002-259300   出願人:ローベルトボツシユゲゼルシヤフトミツトベシユレンクテルハフツング

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