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J-GLOBAL ID：201902210349311918   整理番号：19A2185394

Mg-Al-Ca合金における平盤状C15-Al₂Ca析出相の粗大化過程

Coarsening of Plate-Like C15-Al₂Ca Precipitates in a Mg-Al-Ca Alloy

著者 (4件)： 柏瀬早季子 (東京工業大学物質理工学院材料系) ,  畝川真梨子 (東京工業大学物質理工学院材料系) ,  久澤大夢 (徳島大学社会産業理工学研究部) ,  寺田芳弘 (東京工業大学物質理工学院材料系)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 83  号： 8  ページ： 282-287(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 523Kで時効したMg-5Al-1.5Ca合金について,初晶α-Mg粒内に析出した,板状形態を持つ微細C15-Al₂CaLaves相の粗大化速度を調べた。Al₂Ca析出物は,300時間以下の時効時間でコヒーレンシーが残った状態で粗大化し,そして,析出物長さlと時効時間tの間で,次のような定量的関係L∝t^0.23が得られた。対照的に,α/C15コヒーレント界面は,300時間以上の時効時間で析出物の平面上にミスフィット転位を導入することにより,セミコヒーレントなものに変化し,Al₂Ca粗大化が促進された。スピノーダル分解ではなく,核形成と成長機構によりAl₂Ca相が析出すると推論し,その粗大化はterrace-ledge-kink機構を用いて説明した。Al₂Ca析出物のアスペクト比は,主に時効温度によって決まり,時効温度が高くなると減少した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  カルシウム含有合金 ,  α相 ,  マグネシウム ,  *Laves相 ,  C15型結晶 ,  結晶成長 ,  *成長速度 ,  結晶粒粗大化 ,  *時効 ,  コヒーレンス ,  界面 ,  不整合転位 ,  析出物 ,  アスペクト比 ,  核形成 ,  温度 ,  微細構造
準シソーラス用語： 時効温度 ,  時効時間 ,  初晶 ,  板状晶

著者キーワード (10件)： マグネシウム合金 ,  Laves相 ,  微細構造 ,  高分解能透過型電子顕微鏡(HRTEM) ,  コヒーレンス ,  マグネシウム合金 ,  Laves相 ,  微細構造 ,  高分解能透過型電子顕微鏡(HRTEM) ,  コヒーレンス

分類 (2件)： 組織的硬化現象  (WB01020C) ,  熱処理技術  (WC03020T)

引用文献 (24件)：

• 1) N. Hort, Y. Huang and K.U. Kainer: Adv. Eng. Mater. 8 (2006) 235-240.
• 2) J.-F. Nie: Metall. Mater. Trans. A 43 (2012) 3891-3939.
• 3) Y.M. Zhu, A.J. Morton, M. Weyland and J.F. Nie: Acta Mater. 58 (2010) 464-475.
• 4) Y. Terada, Y. Murata and T. Sato: J. Japan Inst. Met. Mater. 77 (2013) 391-397.
• 5) Y. Terada, Y. Murata and T. Sato: Mater. Sci. Eng. A 613 (2014) 136-140.

タイトルに関連する用語 (6件)： Mg ,  Al ,  Ca合金 ,  盤 ,  析出 ,  過程