文献

J-GLOBAL ID：201902210841871588   整理番号：19A0858958

南福島2014~2016年の測定137Cs濃度のシミュレーション解析により得られたSebastes Cheniにおける放射性セシウム浄化の機構【JST・京大機械翻訳】

Mechanisms of radiocesium depuration in Sebastes cheni derived by simulation analysis of measured ¹³⁷Cs concentrations off southern Fukushima 2014-2016

著者 (10件)： Ishimaru Takashi (Tokyo University of Marine Science and Technology, Konan, Minato-ku, Tokyo, 108-8477, Japan) ,  Tateda Yutaka (Environmental Science Research Laboratory CRIEPI, Abiko, Chiba, 270-1194, Japan) ,  Tsumune Daisuke (Environmental Science Research Laboratory CRIEPI, Abiko, Chiba, 270-1194, Japan) ,  Aoyama Michio (Institute of Environmental Radioactivity, Fukushima University, Kanayagawa, Fukushima, 960-1296, Japan) ,  Hamajima Yasunori (Institute of Nature and Environmental Technology, Kanazawa University, Wake, Nomi, 923-1224, Japan) ,  Kasamatsu Nobue (Tokyo University of Marine Science and Technology, Konan, Minato-ku, Tokyo, 108-8477, Japan) ,  Yamada Manabu (Fukushima Prefectural Fisheries Experimental Station, Iwaki, Fukushima, 970-0316, Japan) ,  Yoshimura Takashi (Environmental Science Research Laboratory CRIEPI, Abiko, Chiba, 270-1194, Japan) ,  Mizuno Takuji (Fukushima Prefectural Fisheries Experimental Station, Iwaki, Fukushima, 970-0316, Japan) ,  Kanda Jota (Tokyo University of Marine Science and Technology, Konan, Minato-ku, Tokyo, 108-8477, Japan)
資料名： Journal of Environmental Radioactivity  (Journal of Environmental Radioactivity)
巻： 203  ページ： 200-209  発行年： 2019年 
JST資料番号： D0031B  ISSN： 0265-931X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 放射性セシウムレベルが他の硬骨魚より高いままである日本の岩魚Sebastescheni沖でセシウム浄化機構を研究した。試料は,2014~2016年の間に原子力発電所から約5km南に収集され,魚,胃内容物および被食種における137Cs濃度が測定された。魚類における安定なセシウム含有量も分析し,耳石における年輪分析により測定した魚の年齢と比較した。主な被食種,アミおよび褐色エビにおける137Cs濃度は,いくつかのBqkg-w.w-1であった。食物連鎖による移動は研究期間中の海水からのそれと比較して実質的であることを示した。S.cheniにおける137Cs濃度は,代謝排泄とその食事の減少率により2014年から2016年に減少した。生物動力学モデル分析は,S.cheniにおける安定セシウムのより遅いターンオーバーを確認し,140~215日の生物学的半減期(Tb_1/2)として表され,5~7ng g-w.w-1の食品中の安定Csレベルと関連した。S.cheniにおける137Csレベルもシミュレートされ,2011年の初期汚染プルームに曝露された魚における137Cs浄化はより遅い代謝排泄から生じたが,2012年以降に生まれた魚の137Csレベルは137Csの環境レベルと平衡すると見なすことができた。さらに,シミュレーション結果は,S.cheni個体群における137Cs浄化が,2011年の事故からの初期汚染プルームによって汚染されなかった2012年以降に孵化した新しい年クラス個体群の追加によって実質的な発生の変化によっても引き起こされたことを示唆した。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 年輪 ,  食品 ,  *福島県 ,  *シミュレーション ,  *セシウム ,  個体群 ,  食物連鎖 ,  生物学的半減期 ,  *セシウム137 ,  海水 ,  平衡石 ,  原子力発電所 ,  排泄 ,  ターンオーバー
準シソーラス用語： *Sebastes , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： Sebastes CHENI ,  日本のロックフィッシュ ,  放射性セシウム ,  バイオ動力学 ,  福島

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 福島 ,  137Cs ,  シミュレーション解析 ,  放射性セシウム ,  浄化