抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,スマートフォンによる観光情報配信が注目されている.位置情報をもとに利用者が日常生活圏外にいることを特定し,周辺の観光情報が提供できれば効果的な情報発信が期待できる.しかし,利用者が日常生活圏外にいる場合でも,常に観光行動を誘発できるとは限らない.そこで本研究は,歩行行動のうち,観光行動を誘発できると考えられる散策行動を,スマートフォン搭載のセンサー類のみで取得した情報から自動判別することを試みる.既存研究ではGPSロガーで取得した歩行速度を,事後的に地理情報システムで解析する手法を提案しているが,本研究では散策行動の判別を即時的に行うスマートフォン用ウェブアプリを実装し,評価実験を行った.その結果,スマートフォンでも十分な精度の位置・速度情報が取得でき,これらの情報をもとにした観光情報配信のタイミングに対する利用者の評価も,既存研究の事後的解析における判別精度と同程度を確保できた.(著者抄録)