抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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過去2年間における宇宙物理学,天文学および宇宙化学の発展により,宇宙および太陽系における地球外生命の存在に関する現実的な認識が広く提供されてきた。進歩的な合成生物学は,我々に生命システムの材料,構成及び進化を証明することを可能にしてきた,すなわちそれらが地球または他の場所でさえも,実際に存在するかあるいは現実的にそして理論的に存在することが可能である。これらの分野は,宇宙生物学と呼ばれるユニバーサル生物学の新しい時代を開き,統合された知識と展望は,生命の起源(OOL)という科学の基本的な疑問の一つに取り組む方法を更新してきた。統合された宇宙生物学の出現の前に,OOL研究の複数の分野における重要な目標は,問題に対する満足な解決策を与えることであった。この目的のために,大まかに,多くの低い確率過程の奇跡的な結晶であっても,一つの成功したイベントは,論理的に矛盾しないが,真の答えになる可能性がある。しかしながら,現在の宇宙生物学の状況において,地球生命の起源に対する一つのエピソードは,実質的なOOLにたいする,より満足できる科学的解決策ではない。地球の場合のOOLプロセスは理論的,数学的および実験的方法により正当化されるべきであるが,可能な地球外環境の条件下での地球生命の全体および/または部分的プロセスの希少性または普遍性は,統合された宇宙生物学的文脈の観点から取り扱われるべきである。ここでは,OOL研究の次の段階へのステッピングのために,いくつかの重要な問題点を簡単に概観し,これまでの顕著な研究を通して提起された点を論議した。この概観は,将来,宇宙生物学的側面からOOLに挑戦するための現在の立場に光をあてることを希望する。(翻訳著者抄録)