文献

J-GLOBAL ID：201902211256698954   整理番号：19A0776308

木材のレーザインサイジング 耐火集成材に用いた穴の形成過程

著者 (3件)： 安藤恵介 (東京農工大 大学院) ,  服部順昭 (東京農工大 大学院) ,  松原独歩 (都産技研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 69th  ページ： ROMBUNNO.F15-P-04  発行年： 2019年03月04日 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： これまでにCO₂レーザによるインサイジング穴の照射条件による穴形状,特に穴深さへの影響について調べてきたが,どのように穴があいていくかについては不明である。そこで,耐火集成材用ラミナに用いた照射条件(1000W,100ms)でのインサイジング穴について,スギ気乾材を用いて,照射時間内にどの様に穴があいていくかを知るために,照射時間を段階的に取って,照射位置を変えて穴あけし,それらの穴をX線CTを用いて観察した。その結果これらの試験体では10msの照射時間で30mmを貫通し,それよりも照射時間が長くなるにつれて,板目試験体では穴が広がっていくのに対し,柾目試験体では,晩材部の照射側にある早材部での穴径が特異的に大きくなっていくことが分かった。このことから,CO₂レーザ照射で発生した高温ガスにより密度の低い部分が選択的に加工されていることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 木材 ,  *木材加工 ,  炭酸ガスレーザ ,  *レーザ加工 ,  *集成材 ,  穴 ,  スギ材 ,  *さく孔 ,  秋材 ,  *インサイジング ,  *耐火集成材

分類 (2件)： 製材・加工  (FF05032S) ,  レーザの応用  (BD04100V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 木材 ,  レーザ ,  インサイジング ,  耐火集成材 ,  形成過程