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J-GLOBAL ID：201902211663156321   整理番号：19A2398076

支部発話題欄 1 有機触媒による脂肪族ポリエステルの合成 現状と最近の研究動向

著者 (1件)： 磯野拓也 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 化学と工業  (Chemistry & Chemical Industry)
巻： 72  号： 10  ページ： 824-825  発行年： 2019年10月01日 
JST資料番号： F0107A  ISSN： 0022-7684  CODEN： KAKTAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生分解性に優れる脂肪族ポリエステルが非分解性プラスチックの代替として最近あらためて注目度を増している。脂肪族ポリエステルの多くは環状エステルの開環重合で合成されるが,そのプロセスには旧来からオクチル酸スズなどの有機金属触媒が使われてきた。これに代わる触媒として,有害な金属元素を含まない有機触媒がここ十数年にわたって検討されてきた。本稿は脂肪族ポリエステル合成に関わる有機触媒の現状と最近の研究動向について紹介したい。(著者抄録)

シソーラス用語： *脂肪族ポリエステル ,  *重合触媒 ,  有機化合物 ,  開環重合 ,  ラクトン ,  研究開発 ,  技術展望 ,  有機酸 ,  塩基 ,  有機リン酸 ,  ウレア化合物 ,  有機硫黄化合物 ,  アミン ,  カルボン酸塩 ,  食品添加物
準シソーラス用語： チオ尿素誘導体 ,  有機塩基 ,  有機触媒

分類 (1件)： 重合触媒,重合開始剤  (CG04070V)

引用文献 (9件)：

• F. Nederberg, E. F. Connor, M. Möller, T. Glauser, J. L. Hedrick, An-gew. Chem. Int. Ed. 2001, 40, 2712.
• W. N. Ottou, H. Sardon, D. Mecerreyes, J. Vignolle, D. Taton, Prog. Polym. Sci. 2016, 56, 64.
• X. Zhang, G. O. Jones, J. L. Hedrick, R. M. Waymouth, Nat. Chem. 2016, 8, 1047.
• T. Saito, Y. Aizawa, K. Tajima, T. Isono, T. Satoh, Polym. Chem. 2015, 6, 4374.
• A. Nachtergael, O. Coulembier, P. Dubois, M. Helvenstein, P. Duez, B. Blankert, L. Mespouille, Biomacromolecules 2015, 16, 507.

タイトルに関連する用語 (6件)： 話題 ,  有機触媒 ,  脂肪族ポリエステル ,  現状 ,  研究 ,  動向