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J-GLOBAL ID：201902211678743212   整理番号：19A1692037

同化付き洪水予測におけるペクレ数による観測精度および間隔の決定法の提案

DETERMINATION OF OBSERVATION ACCURACY AND INTERVAL IN THE ASSIMILATED FLOOD PREDICTION BY PECLET NUMBER

著者 (3件)： 須田光千野 (新潟大学大学院自然科学研究科) ,  安田浩保 (新潟大学 災害・復興科学研究所) ,  星野剛 (北海道大学大学院工学研究院)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 4  ページ： I_721-I_726(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 洪水波の伝播特性の異なる河川に対して,データ同化を導入した計算を行う際に精度を保証する上で必要な観測精度や間隔を客観的に評価する指標としてペクレ数を提案し,その適用性を矩形断面,実河川の両者で検証した.洪水波の伝播特性を,河床勾配と洪水波形により複数設定し,観測の精度と間隔を変動させて,真値に対し誤差を含んだ条件で粒子フィルタを導入した計算を行い,真値と計算結果との差異を比較したところ,河床勾配が小さく,洪水継続時間が短いほど差異が大きくなる結果となった.洪水波の移流及び拡散の比率を表すペクレ数を算出したところ,計算の差異が大きいものほどペクレ数は小さくなる関係が明らかとなり,これによりペクレ数によって精度を保証する上で必要とされる観測の精度や間隔を把握することができることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： 洪水 ,  *Peclet数 ,  *観測 ,  洪水波 ,  データ同化 ,  勾配 ,  河床 ,  移流 ,  拡散 ,  *洪水予報 ,  河床勾配
準シソーラス用語： 観測間隔 ,  観測精度

著者キーワード (4件)： data assimilation ,  flood forecasting ,  particle filter ,  observation point arrangement interval

分類 (2件)： 洪水対策  (RC12040I) ,  開水路の流れ  (RC10015U)

引用文献 (14件)：

• 1) 福岡捷二,渡邊明英,原俊彦,秋山正人 : 水面形の時間変化と非定常二次元解析を用いた洪水流量ハイドログラフと貯留量の高精度推算, 土木学会論文集, 第761号/II-67, pp. 45-56, 2004.
• 2) 吉田圭介,石川忠晴 : Adjoint法による流量ハイドログラフ推定法に関する研究,土木学会論文集B1(水工学),68巻,4号,1261-1266 頁,2012.
• 3) 柏田仁,二瓶泰雄 : 一次元不定流解析のための新たな水位データ同化手法の開発, 土木学会論文集B1(水工学), 73巻, 4号, 595-600 頁,2017.
• 4) 辻倉裕喜,宮本賢治,田中耕司 : Unscented Kalman Filterを適用した水位予測システムの高速化と精度評価河川技術論文集,第22巻,pp. 19-24,2016.
• 5) 立川康人,須藤純一,椎葉充晴,萬和明,キムスンミン : 粒子フィルタを用いた河川水位の実時間予測手法の開発, 土木学会論文集B1(水工学), 67巻, 4号, 511-516 貢, 2011.

タイトルに関連する用語 (4件)： 同化 ,  洪水予測 ,  ペクレ数 ,  提案