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J-GLOBAL ID：201902211759600141   整理番号：19A1743222

単結晶,非単結晶,多結晶Cu-Al-Mn超弾性合金の繰返し引張サイクル疲労特性

Tensile Cycle Fatigue Characteristics of Single Crystal, Bamboo Crystal and Polycrystalline Cu-Al-Mn Superelastic Alloy

著者 (5件)： 喜瀬純男 (古河テクノマテリアル) ,  荒木慶一 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  鹿島大雄 (名古屋大 大学院環境学研究科) ,  大森俊洋 (東北大 大学院工学研究科) ,  貝沼亮介 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 銅と銅合金  (Journal of Japan Institute of Copper)
巻： 58  ページ： 258-262  発行年： 2019年08月01日 
JST資料番号： S0603A  ISSN： 1347-7234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文は,室温での繰返し引張荷重に対するCu-Al-Mn超弾性合金棒の疲れ応答を調べている。試験片は,異なる繰返し熱処理によって製造された三つの相対粒度d/D(d:粒径およびD:試験片直径);多結晶(d/D≒0.2),竹状結晶(d/D≒2)および単結晶を持っている。歪制御引張荷重を歪振幅4%で300サイクル負荷している。試験において,応力歪曲線,残留歪,および変態臨界応力中の変動を監視している。試験前後の表面およびミクロ組織を観察している。疲れ特性は結晶粒界での再歪力によって発生した転位によって強く影響を受ける。従って,小さな結晶粒を持つ多結晶棒は最悪の疲れ特性を有する。大きな結晶粒を有する竹状結晶は良好な初期特性を持つが,結晶粒界での転位による劣化が依然として観察された。単結晶棒においては,劣化は残留マルテンサイト相のみが原因であり,疲れ特性は最も優れていた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *銅合金 ,  アルミニウム含有合金 ,  マンガン含有合金 ,  形状記憶合金 ,  繰返し荷重 ,  多結晶 ,  単結晶 ,  結晶粒界 ,  転位【結晶】 ,  *疲れ強さ
準シソーラス用語： 超弾性合金

分類 (1件)： 金属材料  (HC05020S)

引用文献 (6件)：

• R. Kainuma, S. Takahashi and K. Ishida : Metal. Mater. Trans. A, 27A (1996), 2187-2195.
• 須藤祐司,大森俊洋,貝沼亮介,石田清仁,山内清:まてりあ,42(2003),813-821.
• 田中豊延,喜瀬純男,大森俊洋,貝沼亮介,石田清仁:まてりあ,51(2012),108-110.
• T. Omori, T. Kusama, S. Kawata, I. Ohnuma, Y. Sutou, Y. Araki, K. Ishida and R. Kainuma: Science, 341 (2013), 1500-1502.
• T. Kusama, T. Omori, T. Saito, S. Kise, T. Tanaka, Y. Araki and R. Kainuma: Nat. Commun., 8 (2017) 354.

タイトルに関連する用語 (9件)： 単結晶 ,  多結晶 ,  Cu ,  Al ,  Mn ,  超弾性合金 ,  引張 ,  サイクル ,  疲労特性